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2017/07/07

【マネーツリー】金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を活用したデジタルバンク化の先進的な取組と実践例を紹介!「API、AIで変えていく地方銀行のデジタルバンキング」をDiagonal Run Tokyoで開催!

| by:ウェブ管理者


 2017年6月29日(木)、マネーツリーは東京・八重洲のコワーキングスペース「Diagonal Run Tokyo」で「API 、AIで変えていく地方銀行のデジタルバンキング」を開催した。
 
 マネーツリーは2012年の創業の日本の代表的フィンテック企業。データアグリゲーション技術「MT LINK」は国内2,600社以上の金融データを標準化し、APIとして提供することで既存システムとシームレスに接続している。
 
 当日は国内最大級の金融インフラプラットフォームである「MT LINK」を活用してデジタルバンク化を推進する地方銀行のフィンテック担当者などが結集し、その先進的な取り組みについて実践例を基に講演した。



【挨拶】
マネーツリー 代表取締役 ポール チャップマン氏

 開会後、冒頭に
チャップマン氏が挨拶。
 
 チャップマン氏は、「皆さまとこのような形で直接お会いできることは、滅多にない機会なので大変うれしく感じている。モバイルデバイスとクラウド技術の発展は、企業の規模に関わらずサービス提供者から生活者にダイレクトにサービスを届け、ダイレクトに反応をもらう世界を作り出した。我々は2013年にiPhoneアプリをリリース。続くiPad版とともにAppleから2年連続でベストアプリ賞を受賞した。」と実績をPR。

 続けて、「この2つは多くの人々に我々の存在を知ってもらうきっかけとなった。その後、当社の技術基盤である『MT LINK』を2015年1月に公開。弥生、TKCなど大手会計ソフト会社をはじめ現在10社の会計ソフト会社様に採用してもらっている。」と語った。

 さらに
チャップマン氏は、「2年ほど前から始まったフィンテックの動きは金融市場に大きな影響を与えている。本日ご登壇いただく池田泉州銀行様、横浜銀行様、先月は常陽銀行様に『MT LINK』を採用いただき、現在23社に上っている。本日は地方銀行を対象としたイベントとして2度目となるが、実際に『MT LINK』を採用いただいている地方銀行の皆さんとAI技術を手掛ける企業の皆さん、そして日本のみならず海外事例に精通されている大谷さんに登壇をお願いした。本日は実際に取り組んでいる地方銀行の皆さんから現在の状況、今後の課題についてリアルな話を伺えるものと期待している。」と述べて挨拶を終えた。



【第1部】パネルディスカッション「これら始まる地方銀行のデジタルバンキング」

 第1部のパネルディスカッションでは、
テクノロジージャーナリストの大谷 和利氏がモデレーターを務めた。
 
 登壇者の自己紹介では最初に
池田泉州銀行 ICT企画室 吉岡 純太氏が、「昨年6月にICT企画室を立ち上げ、今年4月に活動拠点を大阪から東京に移した。15年間、有価証券の運用業務に携わり、フィンテックは専門外だが、銀行のためだけでなく、日本のために何ができるのか考えていきたい」と述べた。

 
横浜銀行 ダイレクト営業部チャネル企画グループ 五十嵐 俊行氏は「3月からサービスを開始したが、マネーツリーさんには短い時間でローンチしていただき感謝している。私はダイレクト営業部でインターネットバンキングを手掛けている。もともとは営業部隊に所属し、10年近くIT部門に従事していた」と自己紹介した。

 
福岡銀行 iBank マーケティング 代表取締役 永吉 健一氏は、「約10年間、地銀9行による地域活性化ネットワークの構築などさまざまなパートナーとのアライアンスを推進してきたが、2014年に新しい金融サービスプラットフォームiBank マーケティングを立ち上げ、2016年に代表に就任した。銀行のアプリにとらわれない新しい事業を展開している」と語った。

 
マネーツリー 常務取締役 マーク マクダッド氏は、「2012年にマネーツリーの設立に参画した。地方銀行のデータアグリゲーション技術に取り組んできたため、FinTech協会ではAPIを担当することになった。現在、同協会の理事として日本以外で日本のフィンテックを解説することが多くなり、先日もシンガポールで日本のフィンテックについて講演した」と紹介した。

 この後、大谷氏の進行で各社のフィンテックへの取組の紹介、課題についての討論が行われた。



【第2部】講演「WWDCSXSWに見るフィンテックの今後」

 休憩をはさんで第2部は大谷氏による講演。Appleが毎年開催している開発者向けのイベントであるWWDC(The Apple Worldwide Developers Conference)と、毎年3月に米・オースティンで行なわれる音楽・映像の一大イベントであるSXSW(South by Southwest)の様子を紹介した。



【第3部】パネルディスカッション「API、AIは金融業界の何を変えていくのか」

 
第3部の登壇者は、NTTデータ 第四金融事業本部 企画部 村上 隆氏、HEROZ  開発部長 井口 圭一氏、フエンリル エグゼクティブコンサルタント 島内 広史氏、およびマーク マクダッド氏。モデレーターは再び大谷氏が務めた。
 
 冒頭で登壇者の自己紹介が行われ、村上氏は、「企画部で具体的にはANSERなど、金融のフロントエンドのチャネルやデジタルものの企画を行っている」と述べた。

 井口氏は「当社はもともと将棋のAIを作っている企業で、最近将棋のAIとプロ棋士が戦う電王戦が行われているが、そのソフトの大半は当社製。ゲームから派生して金融分野へ進出。株価予測システムなどを手掛けている」と紹介した。
 
 島内氏は「UI、UXにこだわってサービス提供しており、300社向けにアプリを作っている。今年4月から、アプリを対象としたコンサル部隊を立ち上げた」と述べた。
 
 続いてフィンテックについて各社取組内容が紹介され、その中で村上氏は、「3年前からバンキングアプリに取り組み、マネーツリーさんと一緒に開発している。20年近くこの分野に取り組んできているが、これまでのインターネットバンキングは銀行事務をいかに合理化できるかというサービス提供者の理屈に沿ったものだったが、今来ている波は利用者に向けたサービスであることが大きな違いだ」と述べた。
 
 井口氏は、「当初、金融分野は取り組んでいなかったが、AIの応用分野として一番効果が大きそうな分野を探索するなかで金融分野が浮かび上がった」とした。
 
 島内氏は、「早い段階からお客さまにデジタルを提供するうえでUI、UXは武器になると見ていた。対象分野は幅広いが、金融分野の案件はこの1年、増えて来ており、異業種で培った技術が役立っている。当初金融分野はハードルが高かったが、現在では他のお客さまを紹介いただけるまでになってきた」と述べた。

 この後、各氏から各々の立場、経験から、フィンテックについての活発な意見交換が行われ、最後に名刺交換会を兼ねた懇親会が行われた。



 今回のイベントはフィンテックの重要要素技術であるAPIで屈指の実績を持つマネーツリーの主催で、登壇各氏も有力地方銀行担当者であり、参加者もフィンテック関連の多彩な企業担当者が結集。多くのテーマが取り上げられて、現場の生の声が聞けた点でも有意義なイベントであった。


(記事:丸山 隆平 / 撮影、編集・制作 :柴田 潔  @株式会社グッドウェイ )




17:20 | 写真:金融・IT業界向け




 

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