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2019/12/04

【グッドウェイ】グローバルビジネスにおける贈収賄や腐敗防止対策の実務と課題とは!「ABCコンファレンス2019」開催!

| by:ウェブ管理者



 海外で事業を展開する金融機関および一般事業法人の海外ビジネスにおいて、AMLのみならず、贈収賄や腐敗防止に対する取組としてのコンプライアンス対応が急務となるなか、第1回となる「ABC(Anti-Bribery / Corruption)コンファレンス2019」では、グローバル企業が海外ビジネスを遂行する上での重要な規制や留意点、各国規制の特徴やトレンド、グローバル企業における実務と課題などについて情報を共有した。


 生憎の雨模様にもかかわらず、海外取引を行う、または検討中の一般事業法人のコンプライアンス部門、コーポレート部門、リスク管理部門、監査部門、経営企画部門等に所属する多くの来場者で席が埋まった。


 開催の挨拶を行う藤野 宙志(グッドウェイ 代表取締役社長)。「今回の贈収賄や腐敗防止に関する新しいテーマでのコンファレンスはグッドウェイにとっても初の試み。毎年2月にアンチマネーロンダリングをテーマに「AMLコンファレンス」の開催を続けてきたが、それに加え、業界の英知を結び付けるコンファレンスの場を、これからも提供し続けていきたい。」と挨拶した。


 【特別講演】「外国公務員贈賄罪の概要と企業の対応について」には渡邊 佳奈子氏(経済産業省  経済産業政策局 知的財産政策室 室長)が登壇。外国公務員贈賄罪の概要や企業が取り組むべきポイント、対応に行き詰った場合の対応方法等について詳しく解説した。


 会場の後方には協賛企業のブースも設けられた。



 【講演】「グローバル企業に求められる取引先の効率的なコンプライアンスチェックと体制構築」には、草羽 宏和氏(ビューロー・ヴァン・ダイク・エレクトロニック・パブリッシング  カントリーマネージャー)が登壇。グローバルレベルにおける規制対応の概観を語った後、組織を跨いだ全社的な対応の必要性を強調した。


 【講演】「金融機関の事例に見る贈収賄リスクと対応」には、 萩原 卓見氏(KPMG FAS フィナンシャルサービス ディレクター)が登壇。贈収賄防止の取組の状況、金融機関における贈賄の事例、防止のための取組について講演した。


 最後の【特別講演】「海外贈賄リスクの再評価とこれに対するリスク管理手法」に登壇した吉田 武史氏(ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業) 弁護士)は、日本企業の事例を多く紹介した後、リスクの再評価や管理手法について詳しく解説した。


 贈収賄や腐敗防止に対する取組としてのコンプライアンス対応をテーマにしたABCコンファレンス2019。開催11回を数えるAMLコンファレンス同様、年1回ペースの継続開催を視野に入れつつ、最新の情報や対策をタイムリーに共有することで、金融犯罪を含めた不正・腐敗防止対策への貢献を果たしていく予定だ。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )






10:32 | 取材:金融・IT業界向け

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