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2019/05/03

【T&Iイノベーションセンター】銀行ビジネスのトランスフォーメーション、ビジネスコンテスト「TSUBASAアライアンス Finovation Challenge 2018-2019」DEMO DAY開催!

| by:サイト管理者


 2019年3月5日(火)、T&Iイノベーションセンターは、TKPガーデンシティ PREMIUM神保町において、銀行ビジネス変革に向けた新規事業創出を目指す取組みとしてTSUBASAアライアンス参加7行と特別協賛2行によるビジネスコンテスト「TSUBASAアライアンス Finovation Challenge  2018-2019」の Demo Day を開催した。

 「TSUBASAアライアンス」は、2015年10月に「TSUBASA金融システム高度化アライアンス」として千葉銀行第四銀行中国銀行の3行により発足。その後、伊予銀行東邦銀行北洋銀行北越銀行が加わり、参加行は7行となり現在の名称に変更。広域連携のメリットを最大限活かし、付加価値の高い金融サービスを提供していくという。なお、今回のビジネスコンテストでは、「銀行ビジネスのトランスフォーメーション」をテーマに、特別協賛として、武蔵野銀行滋賀銀行の2行が参加。サムライインキュベートが開催パートナーを務めたほか、多数の協賛により開催された。



 「TSUBASAアライアンス Finovation Challenge  2018-2019」は、銀行ビジネス変革に向けた新規事業創出を目指す取組みとして、TSUBASAアライアンス参加7行と特別協賛2行が協働し、地方銀行ならではのネットワーク、知見、ビジネスモデルとコラボし、銀行の枠組みにとらわれない画期的なアイデアを広く募集。今回、書類審査(123件)、面談審査(18件)を経て選出されたアイデアブラッシュアップ(6件)によるプレゼンテーションと審査・表彰が行われた。



 開会挨拶では、佐久間 英利氏(千葉銀行 取締役頭取)が登壇。次世代を見据え、持続的な成長に向けて貢献すべく、新たな価値を創造していきたいとし、今回のビジネスコンテストを多様なビジネスチャンスに結び付けて欲しいと語った。

 主催者挨拶では、森本 昌雄氏(T&Iイノベーションセンター 代表取締役会長)が登壇。ビジネスコンテストのこれまでの経過について紹介。多くの応援の中からブラッシュアップし、その成果を披露できることに感謝の言葉を述べた。



 続いて、今回のコンテストの審査員とメンターが紹介された。

【審査員】
 ・原 隆氏(日経BP社 日経FinTech 編集長(※開催当時))
 ・鹿内 一郎氏(日本アイ・ビー・エム グローバル・ビジネス・サービス事業本部
        コグニティブ・プロセス・サービス事業理事 事業部長)
 ・榊原 健太郎氏(サムライインキュベート 創業者 代表取締役 共同経営パートナー)
 ・篠崎 忠義氏(千葉銀行 取締役常務執行役員)
 ・坂井 克敏氏(第四銀行 執行役員東京支店長)
 ・福田 正彦氏(中国銀行 常務取締役)
 ・竹内 哲夫氏(伊予銀行 常務取締役)
 ・佐藤 稔氏(東邦銀行 専務取締役)
 ・長野 実氏(北洋銀行 常務取締役)
 ・小林 幹央氏(北越銀行 ダイレクトチャネル推進部 部長)
 ・森本 昌雄氏(T&Iイノベーションセンター 代表取締役会長)

【メンター】
 ・五嶋 一人氏(iSGSインベストメントワークス 代表取締役 代表パートナー)
 ・宇佐美 進典氏(CARTA HOLDINGS 代表取締役会長)
 ・瀧 俊雄氏(マネーフォワード 取締役執行役員 Fintech研究所長)
 ・原 健一郎氏(DCMベンチャーズ プリンシパル)
 ・加藤 由将氏(東京急行電鉄 事業開発室 プロジェクト推進部 課長補佐)



 プログラム概要説明では、大矢 健太郎氏(T&Iイノベーションセンター フィンテック事業部 主任調査役)が登壇。テーマと連携検討アセット、アイデアブラッシュアップの取組内容について紹介。プレゼンテーション(7分間のプレゼン、5分間の質疑応答)の流れと審査項目(問題解決性、革新性、アイデア有効性、実現性、事業性)、表彰について説明した。


 1社目は、「オンラインファクタリングサービス」:澤岻 優紀氏(OLTA 代表取締役CEO)

 2社目は、「AIおよびSNS分析を活用したライフサポートサービス」:髙島 孝太郎氏(AIQ CCO)



 3社目は、「脳の健康維持アプリを活用した銀行サービスとの連携」:遠山 陽介氏(ベスプラ 代表取締役CEO)

 4社目は、「クラウド在庫管理システム活用による与信管理と新型融資」:田村 壽英氏(ZAICO 代表取締役)



 5社目は、「高齢者向けIoTロボット」:鈴木 裕一郎氏(ユカイ工学 COO)

 6社目は、「共働き世帯向け家計簿アプリ」:宮本 敬史氏(OshidOri 代表取締役CEO)


 
 パネルディスカッションでは、成瀬 功一氏(サムライインキュベート 執行役員 Enterprise Group)、五嶋 一人氏(iSGSインベストメントワークス 代表取締役 代表パートナー)、宇佐美 進典氏(CARTA HOLDINGS 代表取締役会長)、瀧 俊雄氏(マネーフォワード 取締役執行役員  Fintech研究所長)、原 健一郎氏(DCMベンチャーズ プリンシパル)が登壇した。




 すべてのプレゼンテーション、パネルディスカッション終了後に表彰式が行われた。

 ・最優秀賞、観客賞1位:ベスプラ
 ・イノベーティブ賞:AIQ
 ・チャレンジ賞:ユカイ工学
 ・API賞、サムライインキュベート賞:OshidOri
 ・テクノロジー賞:OLTA
 ・地方創生賞、観客賞2位:ZAICO



 審査総評では、森本 昌雄氏(T&Iイノベーションセンター 代表取締役会長)が登壇。ブラッシュアップなど真剣な議論を通じて有意義な成果につながったとし、これからも各行と協議を続け、つなげて欲しいと語り、関係者への感謝の言葉を述べた。

 閉会挨拶では、藤木 和彦氏(T&Iイノベーションセンター 取締役社長)が登壇。お礼の言葉と共に、これからの協業に向けて実際のアクションを起こしていきたいとし、トランスフォーメーションに向けて、関係者への感謝の言葉で締めくくった。



 すべてのプログラムが終わり記念撮影へ。今回の「TSUBASAアライアンス Finovation Challenge  2018-2019」では、

 ・(既存技術や顧客にとらわれない)全く新しい価値の創造
 ・(新テクノロジーによる)地域課題の解決&地域資源の活用
 ・(デジタル化による)お客さま向けサービスの利便性・安全性向上
 ・(デジタル化による)銀行内部業務効率化

を募集テーマに掲げ、銀行ビジネスのトランスフォーメーションに向けて開催された。

 
T&Iイノベーションセンターは、フィンテックに関する調査・研究と出資各行から出向者を受け入れ、革新的なベンチャー企業と幅広く連携し、優れた金融サービスをスピーディーに実現していくという。登壇企業各社との今後の展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




05:53 | 写真:金融・IT業界向け




 

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