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2023/03/20

【やまなし産業情報交流ネットワーク】「新たなフェーズに突入する産学官金連携」と題して第21回寺子屋「いいえん」を開催!

| by:サイト管理者

 2023年2月18日(土)、やまなし産業情報交流ネットワーク(Industrial InformationEexchange Network . Yamanashi / IIEN.Y(いいえん・どっと・わい)は、山梨県立大学山梨大学と共催で「新たなフェーズに突入する産学官金連携」と題して第21回寺子屋「いいえん」を山梨県立大学 飯田キャンパスで開催した。

開会挨拶 

 IIEN.Yは、山梨県内の様々な産業分野で志を持って活動している人々が肩書きや専門分野を超えてフラット&オープンに交流できる場の提供を通じて「良(い)い縁」が生まれ、縁に育まれたビジネスチャンスが生まれることを目指す活動団体。

 上野 政己氏(IIEN.Y 会長)は、活動を続けて19年、かつ3年ぶりの開催となった今回の寺子屋が、産学官金連携を進めるための出会いにつながり、有意義な会となるよう、参加者の皆さまのご協力をいただければと語り開会挨拶とした。なお、この日の進行は西子 直樹氏(山梨県 農政部 販売・輸出支援課 海外輸出支援担当 主査)が務めた。

キーノートスピーチ① 「「たくましさ」から「しなやかさ」へ~知(地)のソーシャルキャピタル構築に向けて~」

 杉山 歩氏(山梨県立大学 国際政策学部・国際コミュニケーション学科 教授)は人と人との結び付きを支える仕組みの重要性を説いた「ソーシャルキャピタル」の考え方や、大学がどうのように地域と向き合おうとしているのか、コロナ以降の取組み、社会関係資本の在り方、学びを通じた創造的な空間と価値の創出、地域が持つ価値と可能性に向けた取組みなどを紹介した。

キーノートスピーチ② 「金融機関の変革とこれからの地方創生において果たす役割」


 渡邊 正雄氏(山梨中央銀行 地方創生推進部 部長)は、行内外のステークホルダーと連携しながら、移住・定住、DX・ICTコンサル、人材、観光、脱炭素、空き家対策など、地域の課題解決に資する新事業を選定する地方創生推進部の施策に加え、これまでの取組みとして労働力不足の解決策やSNSの戦略的活用などによるDN(Digital Native)世代に向けた施策を紹介した。

パネルディスカッション 


<ファシリテーター / 左から>
・上野 政己氏(IIEN.Y 会長)
・杉山 歩氏(山梨県立大学 国際政策学部・国際コミュニケーション学科 教授)

<パネリスト>
・増田 貴史⽒(北陸先端科学技術⼤学院⼤学 講師)
・大戸 朋子氏(法政大学 多摩地域交流センター 地域連携コーディネーター)
・中村 光良氏(サントリープロダクツ 天然⽔南アルプス白州工場 企画部長)
・徳永 達己氏(拓殖⼤学 国際学部・教授 / ⼭梨県立大学 客員教授) 
・渡邊 正雄氏(⼭梨中央銀行 地方創生推進部 部長)
・角道 裕司氏(元アイザワ証券 取締役副社長 執行役員)

 パネルディスカッションでは、各パネリストの活動や取組みの紹介後、地域をみんなでつくるソーシャルキャピタルの考え方とそれぞれの活動内容を踏まえて、産学官金全体が地域の中でどのように連携し地方創生を実現していくかについて、それぞれの私見を披露、意見交換が行われた。


 最後に、IIEN.Yの世話人を務める手塚 伸氏(公益財団法人やまなし産業支援機構 理事長)より、この日の講演やパネルの感想と共に感謝の言葉を述べ締めくくった。

 参加者全員で自主的に運営することを前提にスタートし、様々な活動の創発を目指すIIEN.Yの継続的な活動が、山梨における産学官金連携の輪の拡大につながっていく事に期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )






07:33 | 写真:金融・IT業界向け




 

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