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2018/12/13

【第二地方銀行協会】第二地銀協地銀の平成30年度中間決算の概要について

| by:ウェブ管理者
加盟地方銀行の平成30年度中間決算(単体)の概要は以下のとおり。
(注)計数は平成30年9月末時点の会員行40行ベース(特記ある場合を除く) 。

1.損益概況
 会員行の平成30年度中間決算は、業務純益、経常利益および当期純利益のいずれも減益となった。
 業務純益は、資金利益の減少、国債等債券関係損の計上および一般貸倒引当金繰入額の増加等により、850億円と前年同期比△126億円、△12.9%の減益となった。
 経常利益は、株式等関係益が増加したものの、個別貸倒引当金繰入額の増加等を受け、957億円と同△226億円、△19.1%の減益となった。
 中間純利益は、706億円と同△167億円、△19.1%の減益となった。
因みに、コア業務純益は、908億円と同△21億円、△2.3%の減益となった。

2.業務純益の状況
 (1) 資金利益(3,902億円、前年同期比△52億円、△1.3%)
  資金利益は、前年同期比△52億円、△1.3%減少して、3,902億円となった。
  この内訳をみると、貸出金利息は、貸出金が増加したものの、貸出金利回の縮小により、同△58億円、△1.8%減少して、3,180億円となった。
  また、有価証券利息配当金は、同△16億円、△1.8%減少して、881億円となった。
 (2) 役務取引等利益(308億円、同+3億円、+1.0%)
  役務取引等利益は、保険窓販手数料等の増加により、同+3億円、+1.0%増加して、308億円となった。
(3) 経費(3,340億円、同△53億円、△1.6%)
  経費は、人件費および物件費の減少により、同△53億円、△1.6%減少して、3,340億円となった。

3.経常利益および中間純利益の状況
 経常利益は、与信費用の増加等を受け、957億円と前年同期比△226億円、△19.1%となり、中間純利益は、706億円と同△167億円、△19.1%の減益となった。

4.与信関係費用の状況
 与信関係費用は、前年同期比+173億円増加して繰入となり、136億円となった。
 また、金融再生法開示債権(破産更生等債権、危険債権、要管理債権の合計)は、前年同期末比△362億円、△3.5%減少して、9,866億円となった。開示債権比率は、同△0.12%ポイント低下し、1.90%となった。

5.単体自己資本比率(国内基準39行ベース)
 単体自己資本比率は、リスク・アセットの増加により、前年同期末比△0.26%ポイント低下し、9.26%となった。

6.預金および貸出金
 (1) 預金(64兆7,205億円)
  預金は、前年同期比+1兆749億円、+1.7%増加して、64兆7,205億円となった。預金者別にみると、一般法人預金および個人預金の要求払預金が増加した。
(2) 貸出金(50兆4,876億円)
  貸出金は、同+1兆5,457億円、+3.2%増加して、50兆4,876億円となった。貸出先別にみると、中小企業向けの法人向け貸出、個人向け貸出を中心に増加した。

7.平成30年度通期業績予想(業績予想を公表している38行ベース)
 平成30年度通期業績については、経常利益は増益予想が11行、減益予想が27行である。
 また、当期純利益は増益予想が9行、減益予想が29行である。


原文はこちら
https://www.dainichiginkyo.or.jp/membership/settlement.html

15:02 | 金融:銀行
 

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