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2018/02/16

【野村ホールディングス】ノムラ個人投資家サーベイ(2018年2月)

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 27.6 と 3 カ月ぶりに低下

3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 27.6 と前月比 22.0 ポイント低下した。調査時の日経平均株価(18 年 2 月 5 日終値)は 22,682.08 円と前回調査時(18 年 1 月 9 日終値:23,849.99 円)を 1,167.91 円下回った。

(2) 「国内企業業績」の注目度が低下

今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国内企業業績」の回答比率は 6.6%と前月比 3.5%ポイント低下した。一方、「国内金利動向」の回答比率は 6.5%と前月比 2.0%ポイント上昇し、「国際情勢」の回答比率は 65.7%と同1.8%ポイント上昇、「為替動向」は 12.6%と同 1.2%ポイント上昇した。

(3) 「医薬品」の注目度が上昇、「金融」の注目度が低下

今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「医薬品」の DI は 9.1 と前月比 6.1 ポイント上昇し、17 年 2 月以来の水準となった。一方、「金融」の DI は-16.5 と前月比 8.7 ポイント低下し、3 カ月ぶりに低下した。

(4) 円高ドル安を見込む回答比率が増加

3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて、円高ドル安を見込む回答比率の合計は 56.7%と前月比 9.1%ポイント上昇した。「5 円程度円高ドル安」を見込む回答比率は41.8%と、前月比 6.9%ポイント上昇し、「10 円程度円高ドル安」を見込む回答比率は 12.3%と同 1.7%ポイント上昇した。
「10 円以上円高ドル安」を見込む回答比率は 2.6%と前月比0.5%ポイント上昇した。
一方、「5 円程度円安ドル高」との回答比率は 37.4%と前月比 8.0%ポイント低下し、「10円程度円安ドル高」を見込む回答比率は 4.7%と同 1.1%ポイント低下した。「10 円以上円
安ドル高」の回答比率は 1.2%と前月と同じだった。

(5) 「日本円」の投資魅力 DI が上昇

今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「日本円」は26.9と前月比7.6ポイント上昇した。一方、「アメリカドル」は26.5と前月比5.8ポイント低下した。

(6) 金融商品では「預貯金」の注目度が上昇

各金融商品に対する考え方について、「新しく保有したい、あるいは保有金額を増やしたい金融商品」との回答比率から「保有をやめたい、あるいは保有金額を減らしたい金融商品」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「預貯金」の DI は 31.0 と前月比 3.2 ポイント上昇し、17 年 4 月以来の高水準となった。「国内投資信託」の DI も 15.9 と前月比 2.2ポイント上昇した。

(7) 1 年後の物価見通しについて「変わらない」との回答比率が低下

日頃よく購入する物やサービスの価格について、今から 1 年後にはどのように変化すると思うかをたずねたところ、「上がる」との回答比率は計 49.5%と前月比 1.1%ポイント上昇した。「変わらない」との回答比率は計 38.2%と前月比 2.9%ポイント低下した。「下がる」との回答比率は計 12.3%と前月比 1.8%ポイント上昇した。

(8) 「株主還元」について

今月のスポット質問は、「株主還元」についてたずねた。まず、国内株式に投資する場合、期待する配当利回りの水準についてたずねたところ、「2%以上 3%未満」が最も多く回答者全体の 31.1%を占めた。次いで「3%以上 4%未満」が 22.7%、「1%以上 2%未満」が 19.1%となった。

次に国内株式に投資する場合、企業による株主還元策のうち重視しているものについてたずねたところ、「現金配当」が最も多く回答者全体の 72.3%を占めた。次に多かったのは「株主優待」で 51.3%となった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20180216/20180216.pdf

16:11 | 金融:証券
 

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