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2017/10/16

【野村総研】三菱東京UFJ銀行による、日本で初めての金融リスク管理パッケージソフトウェア「Oracle Financial Services Analytical Applications」導入を支援

| by:ウェブ管理者
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本臣吾、以下「NRI」)は、株式会社三菱東京UFJ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:三毛兼承、以下「三菱東京UFJ銀行」)が、リスク管理パッケージソフトウェア「Oracle Financial Services Analytical Applications」(以下、「本製品」)を、2017年7月に導入した際の支援を行いました。
本製品はOracle Financial Services Software Pte.Ltd(以下、「OFSS」)が提供し、世界中の金融機関で豊富な導入実績がありますが、日本での導入は三菱東京UFJ銀行が初めてです。

■プロアクティブなバランスシート運営によるALM高度化

三菱東京UFJ銀行は、環境変化への対応力を強化し、フォワード・ルッキング*1な視点でのプロアクティブ(先見的)なバランスシート運営の実現を支えるシステムインフラとして、本製品を導入しました。

本製品は、金融機関向けのリスク管理パッケージソフトウェアであり、統一されたプラットフォーム上に、50種類ある業務アプリケーションモジュールの中から、ユーザー要件に応じて必要なものを導入することが可能です。

今回、三菱東京UFJ銀行が導入したのは、以下のリスク管理モジュールです。

(1)ALM(Asset Liability Management)*2ソリューション 金融機関が抱える金利リスク、外貨リスク、バランスシート構造を計測し、モニタリングする機能を提供します。フレキシブルな将来シミュレーション予想、商品別のモデリングとBI(Business Intelligence)*3レポーティング機能により、現状分析とそれに基づく将来への意思決定を支援します。
(2)FTP(Funds Transfer Pricing)*4ソリューション 金融機関の金利リスクを把握するとともに、金利リスクと収益のバランスが取れた運営を実現するため、プライシングリスク、ベーシスリスク、流動性リスクなどを考慮したきめの細かいレベルでのプライシング、日次でのFTP計算機能を提供します。また、商品、チャネル、ビジネスラインごとの収益性を評価し、金利リスクの効率的な集中管理を支援します。
(3)LRM(Liquidity Risk Management)*5ソリューション 流動性ギャップの計算、バーゼル委員会が定める流動性規制比率の計算、資金集中リスク管理、ストレステストおよび規制報告のための計算機能を提供します。また、ユーザーが定義したシナリオやルールによる流動性ギャップとストレステストにより、潜在的なリスク量を計測し、不測の事態に備えることを支援します。

NRIは、三菱東京UFJ銀行への本製品導入にあたって、各種プログラムや周辺機能の設計・開発から、定着支援・運用まで、一貫した導入コンサルティングサービスを提供しました。この知見およびノウハウを蓄積するとともに、着実にプロジェクトを推進していくための専門組織を、今年4月に発足させています。サービス提供にあたっては、OFSSから製品面での支援および技術情報の提供を受けながら、金融機関のリスク管理のさらなる高度化を支援します。


原文はこちら
http://www.nri.com/jp/news/2017/171016_1.aspx

17:02 | IT:一般
 

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