金融&IT業界の情報サイト
 
 
 
写真レポート >> 記事詳細

2017/10/01

【日本ユニシス/グッドウェイ】金融機関のAPI公開からはじまる「未来社会」、「第4回 Financial Foresight Forum」を開催!(Fintech関連)

| by:サイト管理者


 2017年9月26日(火)、日本ユニシスは、日本橋茅場町にあるCAFE SALVADOR BUSINESS SALONにおいて、金融機関(銀行・証券・保険・ノンバンクなど)、金融機関系列会社およびFintech企業向けに「Financial Foresight Forum(金融機関のAPI公開からはじまる「未来社会」)」を開催した。(協賛:グッドウェイ

 昨今、金融・IT業界において新たなビジネスモデルへの転換や収益源の創出が求められている中、こうした変化により迅速に対応すべく、金融機関・ベンチャー企業・様々な異業種企業をつなぐオープンイノベーションの場「Financial Foresight Forum」を開催(前回の開催の様子:2017年2月24日)。



 今回、デジタルトランスフォーメーション、コンシューマードリブン、オープンイノベーションといったキーワードをはじめ、ビジネス環境や生活空間が急激に変化する中、改正された銀行法が求めている金融機関のAPI公開をメインテーマに、銀行法改正によるビジネス影響や制度対応上のポイント、Fintechとの連携により創造される新しいビジネスの展望を理解することを目的に開催。この中で、日本ユニシスのAPI公開に関する取り組み「オープンAPI公開基盤「Resonatex(レゾナテックス)」サービスを今秋開始へ~金融機関のオープンイノベーションを加速し、金融サービス利用の裾野を拡大」についても紹介された。




 冒頭に、三澤 聡司氏(日本ユニシス ファイナンシャル第三事業部 ビジネスクリエーション統括部長)が登壇。お礼の言葉と共に、日本ユニシスの取り組みについて紹介(APIコミュニティ会、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの出資CVC(ベンチャーキャピタル事業の新会社)設立)。

 セッション「API公開と銀行に求められるオープンイノベーション~改正銀行法とその影響~」では、堀 天子氏(森・濱田松本法律事務所 弁護士 パートナー)が登壇。銀行法改正の意義やポイント、APIに関する実務上の論点や問題点、実務界での検討状況と今後の方向性について解説が行われた。





 セッション「Fintech企業によるライトニングトーク~金融機関とFintechとのAPI連携により生まれるものとは~)では、木村 康宏氏(freee 執行役員)、マーク・マクダッド氏(マネーツリー 常務取締役)、田村 栄仁氏(ネストエッグ 代表取締役社長)が登壇。各社の取り組み紹介とAPI活用の実現シナリオなどが披露された。

 セッション「オープンAPI公開基盤「Resonatex(レゾナテックス)」~金融機関のオープンイノベーションを加速」では、上田 潤氏(日本ユニシス ファイナンシャル第三事業部 ビジネスクリエーション統括部)が登壇。今秋にサービスを開始するオープンAPI公開基盤「Resonatex」サービスを手がけた背景や波及効果に触れ、異業種を巻き込んだAPIエコノミーを形成し、セキュリティ・認証の強化、クラウド型といった特徴を活かし、オープンイノベーションで新しいビジネスを創出したいとした。



 前半のセッションが終わり、休憩へ。会場のCAFE SALVADOR BUSINESS SALONではフリードリンクが用意されている。



 後半に入り、パネルディスカッション「金融から始まる地域活性化」では、パネリストとして、工藤 博樹氏(メリービズ 代表取締役)、井尾 慎之介氏(コイニー 取締役)、北澤 直氏(お金のデザイン 取締役)が登壇、藤野 宙志(グッドウェイ 代表取締役社長)がモデレーターを務めた。パネルでは、各Fintechベンチャーがこれまでに取組んできた地域金融機関との連携や地方展開の現状、感じている課題、これから更に進めていきたい地域活性化やAPI連携・活用アイデアについて私見が披露された。



 Fintech有識者による対談「日本の金融サービスのこれから」では、神田 潤一氏(マネーフォワード 社長付 渉外・事業開発責任者)、原 隆氏(日経BP社 日経FinTech 編集長)が登壇。日本銀行から出向していた金融庁でのFintechへの取り組みを経て、2017年9月からマネーフォワードに入社した神田氏の官民両サイドの立場から見たAPI連携の意義や狙い、今後の地方銀行におけるAPI対応の展開見通しと課題、成功事例への期待、API解放後の銀行のポジショニング、ワクワク・ドキドキする心が動く新しい金融サービスの未来像について、神田氏の率直な私見が披露された。



 全てのプログラムが終わり、懇親会へ。竹内 裕司氏(日本ユニシス ファイナンシャル第三事業部長)より乾杯の挨拶。お礼の言葉と共に、日本ユニシスとしてワクワクするサービスを生み出すプラットフォームを提供していきたいと語った。



 最後に、中締めの挨拶として、神田 潤一氏(マネーフォワード 社長付 渉外・事業開発責任者)よりオー・ソレ・ミオ “'O Sole mio”(わが 太陽)をアカペラで熱唱、会場は大いに盛り上がり、金融機関のAPI公開をテーマとした「第4回 Financial Foresight Forum」を締めくくった。

 Fintechを取り巻く環境変化が急速に進展する中、電子決済等代行業者に求める事項の基準を作成・公表し、オープンAPIに係る体制整備(努力義務)を進める銀行にとって、いつまでに何をすべきか、そして、オープンAPIの先にどのようなビジネスモデルと付加価値を描き、どのように創出していくかといった根源的なアクションプランの策定に向けて、これまでの概念にとらわれない新しいアイデアで事業計画への落とし込みを本格化する時期を迎えている。日本ユニシスが進めるビジネス創造プラットフォーム「Financial Foresight Lab(日本ユニシスのFintechへの取り組み)」のこれからの活動と展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




17:49 | 写真:金融・IT業界向け




 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.