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2021/10/25

【グッドウェイ】FATF第4次対日相互審査結果を踏まえた今後の展望及び取組、第1回「金融犯罪対策コンファレンス2021」を開催!

| by:ウェブ管理者


 2020年10月15日(金)、グッドウェイは「金融犯罪対策コンファレンス2021 ~FATF第4次対日相互審査結果を踏まえた今後の展望及び取組~」を開催した。

 2021年8月30日に公表された「FATFによる第4次対日相互審査報告書」を踏まえ、金融機関が新たな課題の認識と迅速な対応が求められる中、グッドウェイは毎年2月開催の「AMLコンファレンス」とは別に「金融犯罪対策コンファレンス2021」を新たに開催。審査結果公表を踏まえ「AML/CFT」にフォーカスし、当局や専門家、実務者を迎えカンファレンスを実施した。

 特別講演 「対日相互審査結果と今後の対応」


 特別講演 「対日相互審査結果と今後の対応」で髙木 悠子氏(財務省 国際局 資金移転対策室長)は、主にFATF相互審査およびFATF第4次対日相互審査について、審査報告書の主な指摘と日本の対応、FATFにおける最近の議論について講演した。

 講演 「eKYCによる継続的顧客管理(AML/CFT対応)を実現するTRUSTDOCK-CRM」


 講演「eKYCによる継続的顧客管理(AML/CFT対応)を実現するTRUSTDOCK-CRM」で千葉 孝浩氏(TRUSTDOCK 代表取締役)、上井 伸介氏(TRUSTDOCK セールスマネージャー)は、企業プロフィールやサービス、プロダクトを簡単に紹介した後、継続的顧客管理をテーマに講演し、金融機関での事例や顧客の声などを共有した。

 講演 「マネロン・テロ資金対策における顧客リスク管理:実質的支配者確認の重要性」


 講演「マネロン・テロ資金対策における顧客リスク管理:実質的支配者確認の重要性」で草羽 宏和氏(ビューロー・ヴァン・ダイク カントリーマネジャー)、 亀山 佳世子氏(ムーディーズ・アナリティックス・ジャパン フィナンシャル・クライム・プラクティス部門、ディレクター) は、企業情報のデータベースを提供する自社の概要を紹介後、FATF審査結果のポイントを交えながら、顧客リスク管理と実質的支配者確認の重要性、FATF相互審査の指摘事項、顧客リスク評価の実務ポイント、実質的支配者について講演を行った。

 講演 「DXを活用したAML対策」



 講演「DXを活用したAML対策」で島津 敦好氏(カウリス 代表取締役)は、簡単な企業紹介の後、これまでのマネロン対策の試み、今後展開していくAMLにおけるDXの方法、FATF公表を踏まえた外部環境の変化や要因について解説した。

特別講演「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策をめぐる国際動向及び我が国の対応」



 特別講演「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策をめぐる国際動向及び我が国の対応」で尾崎 寛氏(金融庁 総合政策局 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長)は、FATF報告書公表までの経緯および結果、加盟国の状況、今後の行動計画概要、2021年度金融行政方針とシステム共同利用イメージ、海外のマネロン等処分事例などについて詳しく語った。

 講演 「FATF第4次対日相互審査結果の概要と今後の当局動向の見通し」


 講演「FATF第4次対日相互審査結果の概要と今後の当局動向の見通し」で小野 勝司氏(あずさ監査法人 ディレクター)は、FATF対日相互審結果の概要、今後の制度変更の見通し、検査強化および処分強化における今後の当局動向の見通し、事業者の体制整備について講演した。

 講演 「新たな脅威の把握:AML対象範囲を拡大して検知機能を最大限に高める」



 講演「新たな脅威の把握:AML対象範囲を拡大して検知機能を最大限に高める」ではマシュー・フィールド氏(NICE Actimize APAC市場ディレクター アンチマネーロンダリング担当)がチェル・ユセフ氏(NICE Actimize AMLビジネスデブロプメントマネージャー・日本) から対談形式で質問を受ける形で、今回の報告が日本の金融サービスや金融機関に与える主な影響、顧客リスクの理解と管理の重要性と対応方法、様々な不正行為に対するAMLを通した対処等について見解を述べていった。

 講演 「継続的顧客管理におけるfenergoの取組み 」

 
 講演「継続的顧客管理におけるfenergoの取組み 」では関 正名氏(Fenergo Japan 日本代表)による企業紹介の後、藤坂 繁保氏(DXC テクノロジー・ジャパン 金融事業本部 Technical Sales Consultant)が日本におけるAMLの状況と課題、Fenergoがもたらす継続的顧客管理、DXCにおけるFenergoの取組みについて講演した。

パネルディスカッション 「FATF第4次審査結果を踏まえた今後の各社の高度化」


 パネルディスカッション「FATF第4次審査結果を踏まえた今後の各社の高度化」では、各自の自己紹介の後、EDD(Enhanced Due Diligence:マネロン・テロ資金供与リスクが高いと判断された顧客に対して行う厳格な顧客管理)を行うケースと実施方法、取引モニタリングの高度化、継続的顧客管理について取組みに関する各社の取組みなどが共有された。

<モデレータ>
小野 勝司氏(あずさ監査法人 ディレクター)

<パネリスト>
田端 敏行氏(野村ホールディングス 金融犯罪対策部担当部長)
荒木 雄介氏(メルペイ AML&金融犯罪対策部 部長)
藤井 尚子氏(りそなホールディングス コンプライアンス統括部 AML金融犯罪対策室グループリーダー)



 今回、2021年8月30日に公表された「FATFによる第4次対日相互審査報告書」を踏まえ、主に「AML/CFT」にフォーカスして開催した「金融犯罪対策コンファレンス2021」は、今後、「AML/CFT」も含めた金融犯罪対策全般をテーマに継続開催を予定している。また、2022年2月17日(木)~18日(金)には、毎年恒例の「AMLカンファレンス(前回開催時のレポート)」の開催も予定している。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )







17:58 | 取材:金融・IT業界向け

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