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 昨今、メタトレーダー4やミラートレーダーを導入する企業の拡大により、認知の高まりと共に実際に利用する個人投資家の裾野が拡大しているシステムトレード。刻々と変化する相場の中で利益を出し続ける(もしくはリスク管理する)投資戦略を身に付け、かつ心理や感情に流されることなく冷静に市場の動きをモニタリングしながら相場のチャンスを見逃さずに取引し続けることができる投資家は、全体のほんの一握り。自分なりの売買ルールやスタイルを見つけられないまま、相場の動きに振りまわされ、売買タイミングを見出せず損失を抱えたりロスカットで証拠金を失ったりと、中長期の安定した資産の運用を実現することは簡単ではありません。その結果、途中で退場を余儀なくされたり取引をやめてしまう投資家もいます。

 そのような中、ルールに基づき継続的に運用する手法として、あらかじめ用意された自動売買ロジックを選択することでシステムに売買を任せたり、自らが持つ売買ロジックをプログラミングにより実現するシステムトレードが人気を集めています。


 今回、投資家向けに3タイプのFX取引サービス(Avaトレーダー/ミラートレーダー/メタトレーダー4)を提供するアヴァトレード・ジャパン代表取締役 丹羽 広 氏、自動売買プログラム(EA:Expert Advisor)のランキングサイト「みんなのEA」を運営するゴゴジャン代表取締役 早川 忍 氏、そしてグッドウェイ 藤野の3氏による対談が実現、それぞれの異なる立場からシステムトレードの現状分析と今後について語りました。




【対談内容:2013年7月10日】(以下、敬称略)


(藤野)初めてお会いしたのは1年ほど前、当時はフェニックス証券の社長をされていらっしゃいましたね。今は、グローバルに事業展開するAvaグループの日本法人アヴァトレード・ジャパン社長として、自動売買をうまく活かして、FXの世界でも安定志向な資産運用の実現を目指すとのお考えをお持ちとのことですが、どのような施策があるのでしょうか?(ThePresidents FX社長インタビュー)


(丹羽)アヴァトレード・ジャパンでは、ミラートレーダーやメタトレーダー4だけでなく、ActForex社が提供する裁量取引システム「Avaトレーダー」においても、Javaと.NETに対応したAvaトレーダーAPIライブラリによるシステムトレードに対応した「APIトレーディング」をセミプロ投資家に提供しています。こうした中、既存のシストレ投資家にとっての更なる運用の活性化、また、新たに興味を持ち始めた潜在的なシストレ投資家の啓蒙・育成の場として、今回、ゴゴジャンさんとのコラボレーションにより、「みんなのEA」をサテライトサイトとして提供を開始しました。システムトレードをゼロから本で学ぶアプローチは多くの投資家にとって難しくハードルが高いため、ウェブサイトを通じて成績やタイプをわかり易く伝えることで、自動売買プログラム(EA)をより身近なものにしていきたいと考えています。


(藤野)「みんなのEA」では、どのような情報やサービスを提供されていらっしゃるのでしょうか?


(早川)ゴゴジャンは日本投資顧問業協会会員です。現在、アヴァトレード・ジャパンさんが提供する「メタトレーダー4」で利用できる220種類(2013年7月31日現在)の自動売買プログラム(EA:Expert Advisor)のフォワードテストにおいて優秀な成績を出しているEAの総合ランキング情報を配信しています。その中から、おすすめなEA、人気上昇中のEAのほか、アヴァトレード・ジャパンさんに口座開設するたけで無料で利用できるEAキャンペーン情報を紹介しています。


(藤野)アヴァトレード・ジャパンさんの新規顧客の開拓が目的ということですね。


(早川)はい。「みんなのEA」は、いまのところ、誰でもフリーで情報を活用することが出来ます。世間で話題のEAの名称のオーガニック検索(リスティング広告のような広告枠を含まない自然検索)によってリーチする閲覧者が多いため、成績上位のキャンペーン対象のEAを無料で利用したい投資家の方に、アヴァトレード・ジャパンさんの口座を開設していただくというインセンティブ、マッチングの場を提供しています。


(丹羽)世の中には、まだまだ良いEAが不足しています。経験を持つ優秀なディーラーと組んで代わりにEAを開発したり、稼動していないシストレ睡眠口座の活性化につながるようなEA作成代行サービスなど、今後、ゴゴジャンさんをはじめとする開発者の方々とアヴァトレード・ジャパン独自のEAの開発に力を入れていきたいと考えています。


(藤野)裾野が広がり始めた今こそ、大手メーカーのパソコン設定訪問サービスのように、シストレの設定や使い方の手ほどきをすることで、一人一人の投資家を育てていくと取組みの積み上げが、結果的には有効な手段かもしれませんね。そうして、育った投資家が「みんなのEA」を通じてEAを提供する開発者となり、オフ会などでリアルにつながるようになれば、面白いですね。そのときは、是非取材をさせてください。


(早川)そうですね。実は、「みんなのEA」は投資家の場でもある一方、EAの開発者の場でもあるのです。ゴゴジャンには私以外の社員が8名、アルバイトが4名おりますが、別途運営しているFX投資情報コミュニティ「fx-on.com」を通じて、約1,200名の開発者が結び付いています。EAは、小数点の桁数などの影響により、ブローカーの取引環境によって動作が異なる場合があります。「みんなのEA」の注目が高まるほど、アヴァトレード・ジャパンさん向けのEAを提供する開発者にとってのインセンティブが高まり、好循環を生み出すことを期待しています。


(丹羽)アヴァトレード・ジャパンは、スイスのFX会社であるデュカスコピー銀行とパートナーシップを締結し、同社の技術を応用し海外で展開しているECN事業と同様のデータフィードをアヴァトレード・ジャパンを通じて日本市場においても提供する予定です。
EAの開発や検証のためのバックテスト・フォワードテストをはじめ、高品質なデータフィードの活用により、投資家と開発者のコミュニティ形成に貢献していきたいと考えています。

(藤野)本日は、ありがとうございました。また、次回の対談で、この続きについてお話をさせて頂く時を楽しみにしております。




【対談を終えて】

 裁量投資家とシストレ投資家、ブローカーとEA開発会社/開発者、自社サイトとサテライトサイト、FXの取引促進と新しいEA供給を含めたシステムトレードの活性化を目指し、1社単独のマーケティングを超えたコラボレーションにより誘致・誘引に向けた取組みが広がっている。今回、一般にシステムトレードは難しいと考えられているギャップの解消を目指す取組みとして、アヴァトレード・ジャパンとゴゴジャンの狙いと想いについて聞くことができた。「みんなのEA」は、まだサービスを始めて1ヶ月ほどということもあり、現在のところ掲示板やコミュニティ機能は含まれていないということだが、今後「みんなのEA」の露出や活用の機会が広がり、システムトレードの認知拡大に向けて果たす役割と進化に注目したい。




(取材:藤野 宙志、柴田 潔  /  記事:藤野 宙志 /  撮影、編集・制作 柴田 潔) 
 

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