
閉会の挨拶
イベントの締め括りとして主催者を代表して東京穀物商品取引所 常務取締役 畑野敬司氏から来場の皆さんへご挨拶。
首都圏のみならずわざわざ遠方・地方からも足を運んでいただいた来場者に感謝の気持ちが真摯に伝わる真心込めたメッセージで、交流会で賑わった会場から万来の拍手と声援を浴びる。
閉会後も会場を立ち去り難い来場者がしばらく歓談を続けるなど、業界初の交流会イベントは大成功の元で幕を閉じた。
グローバルな盛り上がりを見せるコモディテイ市場と国内先物市場
証券・為替・不動産など世界を取り巻く経済情勢において先行きの不安が高まる中、国際的にコモディティ市場が脚光を浴びていることはご承知の通りだ。
特にここ数年はTVでも原油、金、穀物などの高騰が報じられ、マネー雑誌などでもコモディティ特集を見かける機会も増え、金を例にとれば、金貯 蓄、金貨、金現物のほか、CFD、金ETFなど様々な商品が開発され、その取り扱いを行う金融機関も増えてプロモーションにも力を入れている。
残念ながら、現在の国内商品先物市場が流動性の低下など様々な課題を抱えていることは事実だが、近年拡大が続いているFXのように証拠金によるレバレッジ取引が可能で、買・売双方のポジションに支払金利が発生せず(スポット金のCFDは買っている間オーバーナイト金利を支払う)、さらに申告分離課税が適用されるという大きなメリットを活かし、ダイナミズムに溢れ、時にエキサイティングな顔を覗かせる商品先物市場を攻略するためにも、ぜひその独特の仕組みやリスクなどを勉強してみていただきたい。
今、商品先物市場では日経225ミニのような『金ミニ取引』など、初心者用に小口化した商品も導入されており、今般のイベントを機に本取材レポー トをご覧頂いている投資家の皆さんにもぜひチャレンジして頂き、コモディティトレーディングの醍醐味を少しでも味わっていただければと切に願う。
取材(撮影、記事)、制作 グッドウェイ 柴田 潔