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2017/05/23

【ブロードリッジ・ジャパン】決済期間の短縮、保振システム刷新など今後の日本市場の変化に関するオペレーションおよびテクノロジーの影響とは!?金融業界向けフォーラム「ブロードリッジ・エクスチェンジ・ジャパン」をパレスホテル東京で開催!

| by:ウェブ管理者


 2017年5月18日(木)、ブロードリッジ・ジャパンは、金融業界向けのフォーラム「ブロードリッジ・エクスチェンジ・ジャパン」をパレスホテル東京で開催した。

 フォーラムでは、同社によるプレゼンテーションの他、JGB (T+1)および国内株式(T+2)決済期間の短縮、保振におけるシステム刷新など今後の日本市場の変化に関するオペレーションおよびテクノロジーの影響について議論されたほか、終了後はカクテル・ビュッフェ・レセプションも行われて参加者はお開きまで歓談を楽しんだ。




 この時期、毎年恒例となった同社主催のフォーラムはパレスホテル東京を会場にすることが多く、開演時間が迫るにつれて講演会場の席は来場者で埋まっていった。1961年開業のパレスホテルは、老朽化に伴う解体を経て2012年に地上23階建ての最高級ホテルとしてグランドオープンしている。



 開演の時刻となり、同社営業部長 浅野 達也氏の進行により、フォーラムがスタート。浅野氏よりプログラムの説明があった後、調査結果発表に移った。



【プレゼンテーション】同社代表取締役社長 星野 好幸氏「決済制度の改革に関するCELENTの調査結果の発表」

 星野氏は冒頭で来場への御礼を述べた後、「ここでは調査結果のダイジェスト版を紹介し、それを踏まえてパネルディスカッションに移行したい。」と語り、まずは過去20年の決済革命の歩みについて解説した。

 前提として、証券決済革命の第1幕は、2018年春に予定される国債決済期間の短縮(T+1への完全移行)で、第2幕は、2019年に予定される株式等の決済期間の短縮(T+2への完全移行)であるとされ、これらの実現は決済リスクの削減効果の他、流動性の向上、国際的な市場間競争の維持、強化などに間接的な効果も期待されるとしている。

 星野氏は発表を通じて、過去の対応状況から、今後の課題、提唱の内容等について調査結果の概要を来場者と共有した。




【証券決済革命をテーマとしたパネルディスカッション】

 星野氏の発表を受けて、その後パネルディスカッションが行われ、決済革命の内外の現状や課題、提言や行方などについて活発な議論が交わされた。登壇者は以下の通り。

【モデレーター】
株式会社ブロードリッジ・ジャパン マネージング ディレクター アジア戦略・営業開発 ジェームス・マーズデン氏

【パネリスト】(写真左から)
株式会社
ブロードリッジ・ジャパン 代表取締役社長 星野 好幸氏
みずほ証券株式会社 執行役員 グローバルオペレーションヘッド兼事務グループ副グループ長 山﨑 忍氏
日本銀行決済機構局長 山岡 浩巳氏
ソシエテ・ジェネラル証券株式会社 取締役 チーフ オペレーティング オフィサー 宇都宮 研氏
株式会社東京証券取引所 取締役常務執行役員 岩永 守幸氏



 米金融ITソリューションプロバイダー、ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズの日本法人で、金融機関のミドル・バックオフィス業務向けソリューションを提供する同社は、日本をアジアの中で最重要市場と位置づけているといい、特に金融機関及び公共機関の生産性向上、業務のスリム化、新規市場・商品への迅速な参入、バックオフィス部門のコスト削減及びリスク管理を手助けする業務サポートにおいて強みを持っている。米国の金融機関向けに提供している証券決済処理システムでは90%以上のシェアを占めている同社の今後の取組に注目するとともに、次回開催も盛況となることを願いたい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




17:36 | 取材:金融・IT業界向け

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