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2016/01/23

【日本ユニシス】新しい価値創造に向けたFinTech連携を通じた取り組み支援を推進、ジャーナリストセミナー「FinTech ~その動向と展望を探る~」および「FinTech分科会」を開催!

| by:サイト管理者

 2016年1月15日(金)、日本ユニシスは豊洲にある本社ビルにおいて、ジャーナリストセミナー「FinTech ~その動向と展望を探る~」を開催した。

 同社は、ジャーナリスト関係者に向けて社会性のある話題やICT業界全体の動向など偏りのない幅広いテーマで定期的にセミナーを開催しており、今回は「FinTech」の最新動向と今後の展望、そして同社が考えるFinTechビジネスについて説明が行われた。



 冒頭に、司会・進行を務める同社 広報部長 上山 広三氏よりセミナー開催の背景説明と挨拶が行われた。続いて、同社 ファイナンシャル第三事業部 ビジネスクリエーション統括部長 三澤 聡司氏より「FinTech ~その動向と展望を探る~」と題して説明が行われた。

 三澤氏はバズワードからメガトレンド化に向けてFinTechという言葉の定義が必要だとし「金融とICTを融合して生み出す革新的なサービスや実際にそれを行う事業者」と定め、金融機関、ベンダー、利用者の位置関係やプレイヤーの存在と主な領域、投資の動向や日本と世界の違いなどを解説。また、事例として、政府のキャッシュレス化の動きに付随して対面決済やモバイル決済、自動連携PFM(個人資産管理:Personal Financial Management)などFinTechの動向について紹介した。

 その上で、日本における課題として、法制面の複雑さ、利用者リテラシー、金融システムの柔軟性の低さ、支援環境の不足を挙げ、規制緩和、技術革新、ユーザー体験など今後の展望について語り、日本ユニシスのFinTechへの取り組みスタンスとして継続的に動向調査や企業調査を行うと共に、新しい価値の創出に向けて、FinTech連携を通じたビジネス展開、金融機関におけるFinTechとの取り組み支援などを進めていきたいとした。



 また、同社のファイナンシャル分野におけるオープン勘定系システム「BankVision」などのコアバンキングにおけるAPI連携のほか、資金証券・情報系、フロント・チャネル系について紹介。記録を主眼とするSoR(System of Record)や関係性の強化を主眼とするSoE(System of Engagement)の視点から、クラウド系決済プラットフォームやスマートデバイスの活用など、これからは”大切なことはどんな価値を生み出せるか”が重要でとし、生活シーンや人生のイベントを便利で豊かで夢のあるものにすべく、同社のビジネスへの取り組みについて解説した。



 質疑応答の中では、ブロックチェーンに関する質問、日本の金融機関におけるFinTechに対する認識の実態や銀行法改正など規制緩和に向けた反応、日本ユニシスのFinTechを通じた立ち回りと収益モデルなどについて質問が行われ、三澤氏および同社 ファイナンシャル第三事業部 金融企画部 担当部長 後藤 正博氏より解説が行われた。



 この日は、地方銀行向け「リテール戦略研究会」でのFinTechに関する分科会が開催された。三澤氏による挨拶に続き、経済産業省 経済産業政策局産業資金課による講演のほか、FinTech企業3社(マネーツリー、バンクガード、Liquidマーケティング)が登壇。来場した地方銀行の担当者に向けてプレゼンテーションが行われた。

  「日本におけるFinTechの今と2016年に重要な進化」
   (マネーツリー 営業部長 マーク・マクダッド氏)

  「ネットバンクの不正アクセス対策技術SuperMatrix、電子決済技術SuperMoney、
   振込詐欺対策技術CallGuard、添付ファイル暗号化技術TeleCrypt」

   (バンクガード CEO 博士(工学)藤井 治彦氏)

  「銀行における「手ぶらで来店」の実現へ」
   (Liquidマーケティング 代表取締役 保科 秀之氏)

 また、隣接する休憩会場では同社がイトーキと共同で進めているコモンセンスAI(人口知能)研究のデモンストレーションを交えた紹介が行われたほか、講演後は登壇者と参加者を交えた懇親会が催され、用意された食事や飲み物と共に意見情報交換が行われた。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




19:14 | 写真:金融・IT業界向け




 

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