IDCによると、2018年までに、企業の85%以上が、パブリック・クラウド・サービス、プライベート・クラウド、コミュニティー・クラウド、ホストされたクラウドの混在を網羅するマルチクラウド・アーキテクチャーを採用すると予測されています。[1] IBM Cloud Integrationは、マルチクラウド環境でデータを共有する必要がある企業に必要不可欠な次の機能を提供します。
IBM Researchのハイブリッド・クラウド担当シニア・バイスプレジデント兼ディレクターであるアーヴィン・クリシュナ(Arvind Krishna)は、次のように述べています。「ますます多くの企業が、複数のクラウドと既存のインフラストラクチャーを融合することを選択し、企業を最適化するのに必要なスピードとコントロールを提供し続けるハイブリッド・クラウド・フレームワークを構築しています。オープン・クラウド・プラットフォームを通じてより多くのデータを1つにまとめて統合することにより、私たちはお客様が必要とする俊敏性とコントロールを提供し、さらにお客様の社内で起こっている動きに対する、より精度の高い予測を今後も提供していきます」
IBM Cloud Product Insights:新しいハイブリッド・クラウド機能をIBMソフトウェア製品まで拡大して、IT管理者やキャパシティー・プランニングの担当者が共通のダッシュボードで使用状況メトリックを表示、追跡、およびレポートできるようにします。このダッシュボードを利用して、企業全体で製品の使用状況を追跡し、環境の最適化に役立つ使用状況レポートを作成し、他のハイブリッド・クラウド・サービスやクラウド・パターンに統合できます。
IBM Digital Business Assistant:ハイブリッド・クラウド、データ/機械学習、およびプロセスの自動化を統合して、複数のクラウドにわたる複雑な状況の監視、対策が必要な状況でのユーザーへの警告、自動化、過去の情報を学習し最善の行動を推奨することにより、個人およびチームの生産性を向上させます。
IBM Cloud Automation Manager:豊富な知識を持つアドバイザーとしてWatsonを利用して、情報に基づく意思決定を行い、自動化されたプロビジョニング、オーケストレーション、およびガバナンスによってマルチクラウド環境を管理します。Cloud Automation Managerは、コグニティブ機能およびあらかじめ組み込まれた自動化ブループリントを自由に選択し、利用できるマーケットプレイスを使用して、アプリケーションのデプロイを高速化し、ライフサイクル管理を簡素化することを目的としています。