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2017/02/23

【朝日新聞社/九州大学】持続可能な社会的課題の解決を目指して、社会的な課題をビジネスで解決する方法を考えるシンポジウム「ソーシャル・ビジネスで未来をつくろう」開催!(Fintech関連)

| by:サイト管理者

 2017年2月21日(火) 、朝日新聞社九州大学は、浜離宮朝日小ホールにおいて、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏(グラミン銀行 創設者)を迎えて、社会的な課題をビジネスで解決する方法を考えるシンポジウム「ソーシャル・ビジネスで未来をつくろう」(定員:300名)を開催した。(後援:東京都



 シンポジウムでは、ムハマド・ユヌス氏(ユヌスセンター代表/グラミン銀行 創設者)、小池 百合子氏(東京都知事)を迎え、貧困、女性の社会参加など社会的課題の解決を目指すソーシャル・ビジネスについて、最新の研究発表や基調講演、パネル討論が行われ、今後の可能性について語った。会場には幅広い世代から多くの参加者が訪れた。



 主催者挨拶は、矢原 徹一氏(九州大学大学院理学研究院 教授 持続可能な社会のための決断科学センター長)が登壇。来場者へのお礼の言葉と共にアジェンダを紹介、若者の声を大切にし、より良い社会の在り方を一緒に考えていきたいと語った。



 続いて、「無医村における産学共同研究事業紹介」では、「Portable Health Clinic」ナズムル・ホセイン氏(九州大学大学院システム情報科学府)、「Dental module added to PHC(Portable Helth clinic)」古川 雄亮氏(九州大学大学院歯学府)、「Healthcare Challenges in Bangladesh」アジズ・シェイク氏(コニカミノルタ ヘルスケアビジネスユニット マーケティングマネジャー)、「血液は常に変化しています」中嶋 宏氏(オムロン 技術・知財本部 技術専門職・工学博士)、「Mobility to improve access to PHC」ジェシンタ・カマウ氏(九州大学大学院システム情報科学府)が登壇、取り組みについて披露した。



 続いて、一般社団法人ソーシャル・ビジネス・アカデミア・ネットワーク主催「第1回 国際会議:Healthcare, SDGs and Social Business」において国内外の大学生や研究者が参加、ヘルスケアにおけるソーシャルビジネスの研究成果の表彰式が行われ、ムハマド・ユヌス氏が登壇。アシル・アハメッド氏(九州大学大学院システム情報科学研究院 准教授)がユヌス氏を紹介した。



 基調講演は、ムハマド・ユヌス氏が登壇。グラミン銀行を始めたきっかけ、さまざまな問題やその課題解決事例、スマートフォンや技術の活用などについて紹介。これらの活動の実現に対する多くのサポートに感謝したいと締め括った。



 パネル討論「科学技術とソーシャル・ビジネスで創る持続可能な世界」では、パネリストとして、矢原 徹一氏(九州大学 持続可能な社会のための決断科学センター長)、岡田 昌治氏(九州大学ユヌス&椎木ソーシャル・ビジネス研究センター エグゼクティブ・ディレクター)、コメンテーターとして、ムハマド・ユヌス氏、マーク・スタフォード・スミス氏(オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO) 適応担当チーフ・コーディネイティング・サイエンティスト)が登壇、アシル・アハメッド氏がコーディネーターを務めた。

 パネルでは、決断科学による社会的問題解決(矢原氏)、ソーシャル・ビジネスの原則(岡田氏)、Futuer Earthの活動(スミス氏)などを披露。ソーシャルビジネスを実践するために必要なこと(ユヌス氏)では、枠から飛び出し理論だけでは考えられない現実を見ることで、自分自身で何者であるかを見つけて欲しいとし、「Three Zeros:CO2排出ゼロ、失業 ゼロ、貧困ゼロ」についての考えを述べた。



 プログラムの第1部と第2部の間の休憩時間には、登壇者と参加者による意見交換や挨拶が繰り広げられた。



 講演「持続可能な東京の明るい未来の実現に向けて」では、小池 百合子氏(東京都知事)が登壇。参加者へのお礼の言葉と共に、環境変化が進む中、東京大改革と都民ファーストを掲げ、「新しい東京」をつくるとし、セーフシティ、ダイバーシティ、スマートシティを目指すとした。また、今後の情報公開に向けて、大人だけでなく子供へもわかり易く説明する予算案の説明冊子を紹介、改革を強力に推し進め、都政への具体的な道筋をつけるべく、「ソーシャルファームの推進「を含めた予算案と実効プラン、そのキャラクター(メリーちゃん、ハリーくん:メリハリ)などについて紹介した。また、「女性の活躍推進」への取組みや、2020年のオリンピック東京大会とその先を見据えた東京のサスティナブルな成長に向けた活動などについて披露した。



 講演「ソーシャル・インパクト最大化の戦略と実際~ケアプロの事例から~」 では、川添 高志氏(ケアプロ 代表取締役)が登壇。自身の高校時代や病院勤務時代を振り返りつつソーシャル・ビジネスを志したきっかけと理由について紹介、増え続ける医療費や生活習慣病という社会問題に対し、セルフ健康チェックを通じたソーシャル・ビジネスを手掛けるために創業を決意。政治、経済、医学の応援団づくりの推進や、今後の未来への取り組みとしてケアプロ健康サイクルのほか、さまざまな企業との共同事業や事業モデルについて披露。「革新的なヘルスケアサービスをプロデュースし、健康的な社会づくりに貢献する」とし、実現に向けたリーダーシップの必要性に触れ、締め括った。



 パネル討論「ソーシャル・ビジネスで東京から世界を変える」では、パネリストとして、ムハマド・ユヌス氏と小池 百合子氏が登壇。石井 徹氏(朝日新聞 編集委員)がコーディネーターを務めた。

 パネルでは、社会課題の解決がビジネスになる時代を迎える中、ソーラーパネルや女性の課題解決をはじめ、「ビジネスではあるが、お金をつくるためのビジネスではなく、社会の課題を解決するためのビジネスづくり」を目指し、技術の活用や実際に行動を起こすためにすべきこと、持続可能なソーシャル・ビジネスの可能性について、それぞれの私見が披露された。



 全てのプログラムが終わり、最後に主催者挨拶として、渡辺 雅隆氏(朝日新聞社 代表取締役社長)が登壇。参加者や登壇者、関係者へのお礼の言葉と共に、世界情勢においても先の見えない時代を迎える中、山積みとなっている課題を解決すべく、ユヌス氏のお話はとても勉強になったとした。その上で、「三方よし(売り手よし 買い手よし 世間よし)」が肝だとし、課題解決におけるビジネスの役割の重要性に触れ、朝日新聞社の企業理念でもある「ともに考え、ともにつくる」を紹介。「課題解決模索型報道」を追求し、地球規模の様々な課題について国内外の人たちと語り合い、知恵を出し合って道筋を見出していくため、粘り強く、強い意志を持って関わり、社会課題を解決するプラットフォームとしての役割をメディアとして果たしていきたいと締め括った。

<<取材を終えて>>

 昨今、注目を集めている「フィンテック(Fintech)」や「オープンイノベーション」の推進と共に、社会課題の解決と持続的な成長に向けたソーシャル・ビジネスの可能性が広がる社会インフラの整備、ヒトやビジネスが果たす存在意義や付加価値の再定義が進むことにより、新たな東京、新たな日本、新たな世界が生まれることに期待したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




07:45 | 写真:金融・IT業界向け




 

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