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2017/06/12

【日立製作所】日立のロボットIT基盤を活用した、三菱東京UFJ銀行による商品・サービス紹介の実証実験を支援

| by:ウェブ管理者
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、日立のリモートブレイン構成*1のロボットIT基盤を活用した、株式会社三菱東京UFJ銀行(頭取:小山田 隆/以下、三菱東京UFJ銀行)による商品・サービスの紹介を行う実証実験を支援します。本実証実験は、6月12日から6月16日にかけて、三菱東京UFJ銀行の本店(東京都千代田区)において実施され、同行が保有する人型ロボットNAO*2を日立のロボットIT基盤により制御します。NAOは店舗ロビー内でお客さまと対話し、「三菱東京UFJ-VISAデビット」やスマートフォン向けアプリケーションなどの商品・サービスの紹介を行います。

両社は、本実証実験を通じて、ロボットIT基盤を活用したロボットの対話能力や、ロボットによる商品・サービス紹介の実用性を検証し、お客さまへの接客・案内サービスの品質向上と、新たな付加価値の創造をめざします。

*1 リアルタイム性が要求される処理は本体側で行い、要求されない処理は外部システムで担う、ロボット分野でよく用いられる手法。*2SoftBank Robotics Europe SAS社 提供。

近年、公共スペースや商業施設においてロボットを活用して接客・案内などを行う取り組みが注目されています。三菱東京UFJ銀行においても、成田空港支店で、外国人観光客向けにNAOの多言語翻訳機能を活用した案内業務の実証実験を行うなど、ロボットの活用に積極的に取り組んでいます。

日立のロボットIT基盤は、音声・画像・言語処理などの知能処理をロボットの外側で行うリモートブレイン構成を採用しているため、ロボットと組み合わせて活用することで、高度な接客や案内サービスの提供を行うことが可能です。今回の実証実験では、ロボットIT基盤の音声認識、音声雑音除去、対話の意図理解といった機能を活用し、NAOによるお客さまへの商品・サービス紹介を行います。具体的には、まずNAOは近づいてきたお客さまを検知し、あいさつをします。そして、お客さまにいくつかの質問を行い、その回答内容を踏まえ「三菱東京UFJ-VISAデビット」、スマートフォンアプリケーション「三菱東京UFJ銀行」*3、「バーチャルアシスタント」*4のうち、いずれかをおすすめします。また、NAOの発話内容とNAOの横に設置したタブレット端末の表示内容は連動させることが可能であり、紹介した商品・サービスの利用をお客さまが希望される場合は、その利用申し込みページやアプリケーションのダウンロードサイトのQRコードを表示し、お客さまを円滑に案内します。

*3 スマートフォンから、残高の確認、振り込み、およびインターネットバンキングの各種取り引き時に使用するワンタイムパスワードを生成・表示する。
*4 三菱東京UFJ銀行が提供する、対話型の質問回答アプリケーション。銀行手続きに関する質問を日常的な話し言葉で尋ねると、よくあるお問い合わせのデータベースの中から適切な回答を案内する。

日立は、今後もロボットIT基盤の性能向上や機能拡充、スマートフォンやタブレットなどさまざまな情報デバイスの活用を推進し、金融機関をはじめビジネスや社会の発展に役立つサービスの実用化をめざします。


原文はこちら
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/06/0609.html

18:01 | IT:一般
 

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