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2017/06/10

【早稲田大学ファイナンス稲門会】不動産テック最新事情、日本における独自性と事業機会、「第1回 不動産テックセミナー」を開催!(Fintech関連)

| by:サイト管理者


 2017年4月24日(月)、早稲田大学ファイナンス稲門会は、日本橋本町にあるリニューアルオープンしたてのイノベーション施設・コラボ拠点「Clipニホンバシ(運営:三井不動産)」において、「第1回 不動産テックセミナー」を開催した。



 会場には、不動産テックに関心を持つ不動産業界関係者、ベンチャー企業や大企業の担当者、研究者など多数が参加。講師には、経営コンサルタント、不動産会社、不動産鑑定士、不動産テック企業などから不動産テックの第一線に携わるスピーカーを招き、日本における不動産テックの最新事情を紹介したほか、今後の事業機会について議論した。



 冒頭に、高橋 龍征氏(早稲田大学ファイナンス稲門会 ワーキンググループ幹事、リマールエステート 取締役副社長)より早稲田大学ファイナンス稲門会について紹介。金融分野を核として幅広く社会で活躍する早稲田卒業生を対象とするOB会組織で、セミナーや交流会などイベントを随時開催しているという。この日のアジェンダを説明した。

 続いて、赤木 正幸氏(不動産テックビジネス研究会 代表研究員、リマールエステート 代表取締役社長)より挨拶。自身紹介および企業紹介と共に、不動産テックのシナリオと業界カオスマップなどを披露した。

 その後、この日のスピーカーによるプレゼンテーションが行われ、不動産テックに関する最新事情が披露された。



 「既存の不動産事業者にとっての不動産テックとは?」
  川戸 温志氏(NTTデータ経営研究所 情報戦略コンサルティング本部 マネージャー)

 「三井不動産の不動産テックへの取り組み実例」
  光村 圭一郎氏(三井不動産 ベンチャー共創事業部 事業グループ 主事)

 「不動産テックによる新しい不動産価値創造への挑戦~地方創生に向けた取り組み~」
  佐野 洋輔氏(日本不動産研究所 研究部 特定調査室長/不動産テック研究会Bigdata班 統括)

 「人工知能による不動産取引プラットフォーム『Gate.』の事例」
  巻口 成憲氏(リーウェイズ 代表取締役社長CEO)




 パネルディスカッションでは、「日本の不動産テック」について、盛り上がり状況、イノベーションのジレンマ、データベース、制度・政策、有望領域・期待領域・展開予測などについて意見を交わし、それぞれの私見が披露された。スピーカーとして川戸氏、光村氏、佐野氏、巻口氏が登壇、モデレーターを赤木氏が務めた。



 全てのプログラムが終わり、ネットワーキング懇親会へ。軽食や飲み物を片手に、スピーカーと参加者同士の意見情報交換、名刺交換が行われた。



 最後に、今回のイベント会場を提供した立場から、光村 圭一郎氏(三井不動産 ベンチャー共創事業部 事業グループ 主事)が挨拶、手締めで終了した。

 これからのスマートシティ構想の設計や都市・街づくりにおいて、テクノロジーやデザインは欠かせない要素であり、昨今、注目を集めているフィンテックの活用余地も大きく、地方創生に向けた新しい日本の生活空間の再定義に向けて、重要なテーマと言える。今後の「不動産テック」を取り巻く動向と展開に注目したい。

  なお、早稲田大学ファイナンス稲門会は、2017年6月22日(木)に「第2回不動産Techセミナー」を開催するという。興味のある方は、ぜひ参加されたい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




08:01 | 写真:金融・IT業界向け




 

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