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2016/02/19

【資産倍増プロジェクト】ネット証券4社(SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券)の共同プログラム「資産倍増プロジェクト」、第6回となる共同イベント『ネットでNISAフォーラム in Tokyo』を東京・両国国技館で開催!

| by:ウェブ管理者



 2016年2月14日(日)、ネット証券4社(SBI証券カブドットコム証券マネックス証券楽天証券)の共同プログラム「資産倍増プロジェクト」は、第6回となる共同イベント『ネットでNISAフォーラム in Tokyo』を前回と同じ東京・両国国技館で開催した。

 今年度は、フォーラムのテーマを「NISA」のみならず「ジュニアNISA」に広げ、投資初心者でも楽しめる講演や家族でも楽しめる企画を提供。講演会には竹中 平蔵氏や武者 陵司氏が登壇したほか、著名人を招いてのパネルディスカッションなども行われ、また、展示会場では国内の主要運用会社やネット証券4社がブース出展して終日来場者で賑わいを見せた。



 【両国国技館】

 今回の会場も東京・両国国技館。当日の天候は風雨が伴う生憎の空模様となるも、年初からの波乱含みの相場展開の影響もあってか、昨年以上の人出を記録。朝9時30分の開門前から入場待ちの行列ができ、開門時間を早めて来場者を迎え入れる。館内に入ると出展社スタッフの他、とうしくんも愛嬌をふりまきながら来場者をお出迎え。



 【開会挨拶】

 進行を務めるフリーアナウンサー 小川  まどか氏による紹介のあと、冒頭の挨拶には主催であるネット証券4社の代表が登壇し、それぞれが開会にあたっての挨拶をした。

 最初はマネックス証券 代表取締役会長CEO 松本 大氏から、マーケットが大荒れの今だからこそ、この資産倍増プロジェクトのイベントには大きな意義があるとし、イベントを通しネット証券各社の投資信託におけるシェアを伸ばしていき、個人投資家皆の投資活動のプラスになるよう貢献してきたいと語った。

 続いて楽天証券 代表取締役社長 楠 雄治氏は投資を取り巻く環境の変化についてNISAを取り上げ、2016年に入り投資枠が100万から120万円となったこと、ジュニアNISAが4月から始まることに触れながら、まだまだNISAには改善の余地があるとし、かねてより主張してきたNISAの恒久化の実現に取り組んでいきたいと語った。

 SBI証券 代表取締役社長 髙村 正人氏は今年で6回目を迎える本イベントも来場者・協賛企業各社のおかげだとお礼を述べ、投信運用会社・ネット証券・個人投資家が一同に介する貴重な場を時間に許す限り有効に活用して欲しいと述べた。

 最後にカブドットコム証券 代表執行役社長 齋藤 正勝氏より、我々ネット証券は今後ともFinTech的な取り組みも含め個人投資家の皆様のため全力で頑張っていくので引き続きよろしくお願いします、と個人投資家へメッセージを送り、開会の挨拶を締めた。



 【竹中 平蔵氏】2016年 これからの経済・景気の見通し

 最初の講演は、慶應義塾大学総合政策学部教授 グローバルセキュリティ研究所所長 竹中 平蔵氏による「2016年 これからの経済・景気の見通し」。竹中氏は講演で、経済を強くするには、財政赤字の削減、年金制度の抜本的改革、世界のイノベーションの波に対応できる体制づくりが不可欠として、根本的な改革の必要性を説いた。



 【4社社長 記者会見】

 竹中氏の講演が行われている頃、ネット証券4社社長と報道陣による記者会見が行われた。

 まず最初に相場環境の見通しについて質問がされ、楠氏は相場が大きく下がっている事に対し、原油安、円高、中国の不安と様々な要因を挙げ、2008年のリーマン・ショックのように明確な原因ではなく様々要因が絡んでいることから見通しがわかりづらく、個人投資家の皆には難しい状況であるだろうと語った。松本氏はマイナス金利が今の状況を招いているという考えに対しては否定した上で、楠氏が語った各種要因が合わさり、マーケットは落ちるべくタイミングに来ていて、そこにたまたまマイナス金利が行われただけではないかと述べた。

 また、齋藤氏は国レベルで何らかの手段を用いなければ簡単には今の状況は変わらないのではないかと述べ、安倍政権の正念場であると語った。髙村氏はFinTechについても触れ、現状では話題先行となっているように感じるが、今後具体的なサービスが各方面に広がれば大きな変化となるだろうと語った。

 個人投資家の収益状況についての質問については、今は非常に苦しい市場状況となっている半面、まだ過去の積み上げがあるために収益の状況としては比較的まだ余裕はあるとも考えられるが、マインド的には萎縮している傾向もうかがえる等の理由で、相場が本格的に戻るにはある程度の時間が必要だろうという共通の見解も示された。

 記者会見はこの後も質疑応答が続き、30分程度で終了した。



 【ピクテ投信投資顧問】ピクテ210年の歴史に学ぶ「これからの資産運用」

 続いて登壇したピクテ投信投資顧問 代表取締役社長 萩野 琢英氏は、長期的な資産の保全”を図るのがピクテの哲学だとして、新たに開発したという「iTrustシリーズ」を紹介。より時間軸の長い将来設計のための資産運用を目指す、知識欲や情報感度が高い“投信新世代”に選んでいただきたいファンドシリーズとして開発したと説明した。



(写真左から、ファイナンシャルプランナー・大竹 のり子氏、三菱UFJモルガン・スタンレー証券参与 景気循環研究所長 嶋中 雄二氏、三菱UFJ国際投信取締役社長 金上 孝氏)

 【三菱UFJ国際投信】どうなる!? 2016年の投資戦略

 次はトークセッショ形式でのプレゼンテーション。金上氏は相場が乱高下している時こそ、よりよく分散されたポートフォリオを組み、じっくり中長期投資を行うことが大切とし、当社の低コストで長期分散投資が行いやすい『eMAXIS(イーマクシス)シリーズ』を紹介した。



 【武者 陵司氏】明るい米国、厳しい中国の相克~乱高下が予想される2016年の株式市況

 武者リサーチ代表 武者 陵司氏は、中国が深刻な経済危機を迎える可能性がある一方、世界大不況や米国がリセッションに陥る確率は極めて低いという考えを披露し、その根拠を解説した。



 【三井住友トラスト・アセットマネジメント】不安定化する市場への対峙―NISAに適した投資戦略を考える

 三井住友トラスト・アセットマネジメント 取締役副社長 三澤 浩司氏は、下振れリスクの抑制が期待できる戦略分散型の『GARSファンド』を紹介。先物の売建てでリスクをコントロールする戦略など約30の戦略に分散投資することによって、下振れリスクを自動的に抑制する機能があらかじめ内包されているという。



(写真左から、井住友アセットマネジマントオンラインマーケティング部長 宗正 彰氏、投資をテーマにした学園漫画『インベスターZ』の作者・三田 紀房氏、三井住友アセットマネジマント 資産運用サポート部長 長 篤氏、同資産運用サポート部 北田 真弓氏)

 【三井住友アセットマネジメント】始めよう投資信託セミナー~今こそはじめる資産形成

 投資漫画家の三田紀房氏を迎えてのトークセッション。三田氏は、最近の株価下落に触れて、個別銘柄と比べれば「投資信託は心とカラダに優しい商品」と持論を述べ、長期分散投資の重要性について漫画の中でも取り上げていると語った。



(モデレーターは円内写真:ナビゲータープラットフォーム 取締役 アナリスト兼Longine編集委員長 泉田 良輔氏
パネリスト:写真左から、FP法人ガイア代表取締役社長 中桐 啓貴氏、フィスコ・リサーチレポーター 三井 智映子氏、タレント ボビー・オロゴン氏)

 【パネルディスカッション】2016年 投資のトレンドはこれだ!

  最後のセッションはトレード歴も長いタレントのボビー・オロゴン氏等をパネラーに迎えてのパネルディスカッション。今年の株価を占った後、NISAに向いている商品として投信の毎月積立を取り上げ、リスク管理をしっかりしながら中長期投資をするよう説く一方、時折ボビー・オロゴン氏のトークに会場が沸く場面も。



 【展示会場】

 会場の休憩場にはキッズコーナーも設けられ、とうしくんと触れあう姿も。展示会場も特に休憩時間ともなると多くの来場者で賑わいを見せた。「Pepper」などのロボットも接客に一役買っていたブースも。



 【ミニセッション会場】運用会社プレゼンテーション

  2つのミニセッション会場では、協賛する運用会社のプレゼンテーションが終日行われた。各社の投信の特長をより理解することで比較検討に役立てようと、参加者も真剣な眼差しでプレゼンに耳を傾けた。



【ミニセッション会場】ネット証券4社プレゼンテーション

 運用会社の後は、主催であるネット証券4社のプレゼンテーションも行われ、各社のサービスが紹介された。


【協賛企業&主催企業】















三井住友トラスト・アセットマネジメント




三菱UFJ国際投信

 






 【ノベルティーグッズ】

 協賛各社のブースで無料配布されているノベルティーグッズの数々(一部)。午後の時間帯には品切れになるものもあり、ユニークなグッズが無料で貰えるのもイベント参加の楽しみの一つ。次回、7回目の開催も盛況となることを期待したい。

 (取材、撮影:GoodWayメディアプロモーション事業部他 / 編集・制作:柴田潔 @株式会社グッドウェイ )


15:53 | 取材:投資家向け

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