(2011/12/16)
当社連結子会社における日経225先物・オプション取引の事業譲渡に関する方針の決定及び特別損失の発生ならびに業績予想の修正に関するお知らせ
http://www.tradershd.com/tmp/timely/20111214164232_1.pdf

当社連結子会社であるトレイダーズ証券株式会社（以下、「トレイダーズ証券」といいます。）は、本日開催の同社取締役会におきまして、証券取引事業のうち日経225先物・オプション取引に関する事業を譲渡する方針を決議いたしましたので、お知らせいたします。また、当決議に伴い、減損損失及び事業整理損失等の特別損失を計上するとともに、平成23年11月２日に公表いたしました業績予想を下記のとおり修正することといたしましたので、併せてお知らせいたします。

１．事業譲渡の理由
トレイダーズ証券は、金融商品取引業者として、外国為替証拠金取引及び外国為替オプション取引等の外国為替取引事業ならびに日経225先物・オプション取引を中核とする証券取引事業を主な事業としております。

証券取引事業では、インターネットで日経225先物・オプション取引ができるサービス『ネットインデックス』をお客様に提供し、平成23年３月期連結会計年度において1,589百万円の営業収益を計上する当社の主力事業となっておりました。しかしながら、平成23年３月11日に発生しました東日本大震災後の日経平均株価指数の急落により、日経225先物・オプション取引における多数のお客様が多額の損失を被り、預り資産が著しく減少いたしました。当期においては、日経225オプション取引の新規受注を停止したほか、一時新規受注を停止後に再開した日経225先物取引・日経225mini先物取引の取引量が大きく減少した結果、第２四半期連結累計期間における証券取引事業の営業収益は、前年同期の約10％相当である87百万円にまで激減し、事業の採算性は急速に悪化しておりました。

このため、当社及びトレイダーズ証券では、証券取引事業が今後短期間で収益が回復する見込みはないと判断したため、証券取引事業のうち日経225先物・オプション取引に関する事業を他の証券会社への吸収分割により事業譲渡を行う方針を決定いたしました。
今後、トレイダーズ証券は、証券取引事業の規模を縮小することにより、損益の改善を図り、財務状況の改善を進めていく予定であります。
なお、事業譲渡先に関しましては、お客様のお取引の継続性を安定して提供できる候補先との交渉が最終段階にきておりますが、本日時点で詳細事項が決定していないため、決定次第お知らせをさせていただきます。お客様にはご不便をおかけすることもあるかと存じますが何卒ご理解の程お願い申し上げます。