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2017/03/10

【資産倍増プロジェクト】ネット証券4社(SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券)の共同プログラム「資産倍増プロジェクト」、第7回となる『ネットでNISAフォーラム in Tokyo』を開催!FinTech(フィンテック)」や「人工知能(AI)投資」で変わる未来の投資や「若者の資産形成」などにもテーマを拡大!!

| by:ウェブ管理者


 2017年3月5日(日)、ネット証券4社(SBI証券カブドットコム証券マネックス証券楽天証券)の共同プログラム「資産倍増プロジェクト」は、第7回となる共同イベント『ネットでNISAフォーラム in Tokyo』をベルサール渋谷ファーストで開催した。

 今年度は、フォーラムのテーマを「NISA」のみならず、FinTech(フィンテック)」や「人工知能(AI)投資」で変わる未来の投資や「若者の資産形成」などにもテーマを拡大し、投資初心者にも楽しめる講演や各種プログラムを用意。展示会場では協賛した運用会社やネット証券4社がブース出展して来場者で賑わいを見せた。




【イベント会場】

 例年、東京・両国国技館で開催も、本年は改装計画があることから、1,000名以上を収容できる会場として、本年はベルサール渋谷ファーストで開催された。

 受付開始時間の午前10時前に開場待ちの行列ができたため、前倒しで入場を開始、早々と展示会場は賑わいを見せ始める。



【開会挨拶】挨拶のほか、毎年恒例の“勝ちどき”でフォーラムがスタート!NISAポーズの披露も。

 進行を務めるフリーアナウンサー 小川  まどかさんによる紹介のあと、冒頭の挨拶には主催であるネット証券4社の代表が登壇し、それぞれが開会に向けての挨拶を行った。

 はじめに、マネックス証券 代表取締役会長CEO 松本 大氏が、「資産倍増プロジェクト」の立ち上げの経緯について説明。「ネット証券は個人投資家の株式取引では9割近いシェアを持っているが、当時、投資信託のシェアはまだまだ小さかった。そこで、企業の枠組みを超えて4社で協力し、顧客の資産倍増を目指す『資産倍増プロジェクト』をスタートさせた。併せて、昨年から始まったNISAの支援にも力を入れている。」と語った。

 続いて楽天証券 代表取締役社長 楠 雄治氏は、この1年間のネット証券4社の取り組みについて紹介。「おかげさまで、投資信託の残高は2016年12月末現在、4社合計で約1.9兆円になった。8年前はこの半分程度だったので、まさに8年かかって資産倍増を果たした。今後も皆様の資産運用、資産形成に貢献できるように、来年導入予定の『積み立てNISA』にもしっかり対応していく。」と挨拶した。

 続いてSBI証券 代表取締役社長 髙村 正人氏は、協賛各社への御礼の言葉を述べ、「毎年このイベントを支えてくれている投信運用会社各社だが、今年は11社協賛いただいた。メイン会場に加え、展示ブースには15社が出展しているので、時間の許す限り気軽に足を運んでいただきたい。」と語った。

 最後にカブドットコム証券 代表執行役社長 齋藤 正勝氏が、今後の取り組みや豊富について語った後、4人が人文字で「NISA」を表すポーズを披露、会場から大きな拍手が送られた。

 そして軽い準備体操の後、最後の締めは、恒例の“勝ちどき”で4社社長と来場者による「エイ、エイ、オー」によりフォーラムがスタートした。




【ゲスト講演】経済ジャーナリスト 財部 誠一氏「トランプの米国でどうなる世界経済、日本経済」

 開会後の最初の講演で財部氏は、米国経済についての楽観的な見通しを披露。その理由として、「1兆ドルのインフラ投資」と、30年ぶりとなる「中間層を含めた税制改革」を挙げた。一方、中長期的には「双子の赤字が問題視されるようになる」ことに注意が必要だとし、日本株については為替相場の読みと企業業績が重要だと語った。



【4社社長 記者会見】「フィンテックとAI」、「若者の資産形成」に今後も注力

 ゲスト講演が行われている頃、同時進行でメディア向けの会見も行われ、前半は、「昨年と違って市況が今年はいい雰囲気だが、感じるところは?」、「個人投資家のトランプ相場への対処法は?」、「中小型株の見通しは?」など、記者から市況に関連する質問が続いたあと、今回のイベントのテーマでもある、「フィンテックとAI」、「若者の資産形成」へとテーマが移った。

 「フィンテックとAI」への取組については、「ロボ・アドバイザー(ラップ含む)」、「グループ連携による展開」、「投信アプリリリース」、「API連携」、「フィンテックファンド」、「自社技術開発と他社技術提携の並行展開」、「グループのビッグデータの活用」などの各社取組の紹介があった後、「世界の企業価値の分布が劇的に変わってくる可能性があるので 新しい技術分野で何が起きているかについて、投資家として常にアンテナを張っておく必要があるだろう」という声もあがった。

 また、「若者の資産形成についての現状と対策」については、「通信キャリア事業者との提携による開拓」、「イデコ/iDeCo(個人型確定拠出年金)などがあげられる一方、現状のイデコについては電子化されていない部分が多いとの課題も挙げられた。また、「ラップと絡めたロボ・アドバイザー」、「スマホ関連サービスのレベルアップ」「金融教育・啓蒙活動の強化」などにも取り組んでいくなど、各々が意気込みを語った。



 ゲスト講演の後は協賛企業による講演が行われた。以下、写真で講演の様子をご紹介したい。

【ピクテ投信投資顧問】不透明な投資環境課におけるピクテからのご提案(写真左)

【ブラックロック・ジャパン】2017年の世界経済と市場環境~シートベルトを締めて運用を(同右)




 三井住友アセットマネジメントの講演では、投資をテーマにした漫画「インベスターZ」の作者 三田 紀房氏も登壇して対談を行った。

【三井住友アセットマネジメント】資産形成トークライブ・2017春~トランプ相場VS投信積立(写真左)

【三菱UFJ国際投信】~今も、そしてこれからも~業界最低水準の運用コストを目指し続けるeMAXIS Slim誕生!(同右)




【アセットマネジメントOne】2017年投資のヒント~日米株スターファンドマネージャーに聞く~



【パネルディスカッション】徹底討論!フィンテック、AIが切り開く新たな未来

モデレーター:フォーブスジャパン副編集長兼WEB編集長、谷本 有香氏
パネリスト①:ソシエテ・ジェネラル証券取締役副社長 島本 幸治氏(写真左)
パネリスト②:三菱UFJ国際投信取締役 代田 秀雄氏(同中央)
パネリスト③:日興アセットマネジメント商品開発部シニアマネージャー 千葉 直史氏(同左)

 パネルディスカッションのテーマは「徹底討論! フィンテック、AIが切り開く新たな未来」で、今回の目玉講演のひとつ。そもそもフィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、最新のITと金融の融合によって生み出される新たな金融サービスを指しており、スマホの普及や規制緩和が後押しして、今後ますますのイノベーションが期待されている。パネルでは、改めてフィンテックとは何か、なぜ注目されているかという谷本氏の問いかけからスタートし、その後、AIと運用の関係、AI戦略運用とAI銘柄投資などについてパネリストの見解が披露された。



【三井住友トラスト・アセットマネジメント】★米国経済の加速に向けた新政権の政策に期待★SMT 日米インデックスバランスオープン~日米配当貴族指数を活用した分散投資」

(写真左)

【野村アセットマネジメント】長期保有に効く!「Funds-iフォーカス米国ハイ・イールド債券」、「Funds-iフォーカス米国株式配当貴族」のご紹介
(同右)



【WEBコンテンツ&講演連動企画】投資の疑問をサクっと解決。やさしいマネー教室

モデレーター:フィスコ・リサーチレポーター 三井 智映子氏(写真左)

パネリスト①ドイチェ・アセット・マメジメント 資産運用研究所所長 藤原 延介氏(同右)
パネリスト②大和証券投資信託委託 マーケティング企画部担当部長 久保 大介氏(同中央)

 最後の講演では、「WEBコンテンツ&講演連動企画」として、フィスコ・リサーチレポーター 三井 智映子氏が2人の専門家と対談を行った。WEBコンテンツとして既に公開されている「美人金融レポーター・三井智映子さんが伝授! ビギナー向け投資術」との連動企画による講演で、同様の記事は資産倍増プロジェクト公式サイト転載記事)でも閲覧可能だ。

 対談は事前にアンケートで募った「投資を始めたばかりの人の疑問」に答える形式で進められ、「投資にいくら必要かわからないという質問ですが、実際、投資はいくらくらいから始められますか?」、「少額から始められるNISA(少額投資非課税制度)やジュニアNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)といった制度も利用すべきですか?」などといった初心者にとっての素朴な質問にパネリストが丁寧に回答していった。



【展示会場】

 展示会場には協賛企業各社のブースが立ち並び、特に休憩時間中は多くの来場者がブースに立ち寄って、パンフやノベルティーグッズを受け取りながらスタッフに質問を投げかけたりするなどして休憩時間を過ごした。

【協賛企業&主催企業紹介】







野村アセットマネジメント










三井住友トラスト・アセットマネジメント




三菱UFJ国際投信




大和投資信託


リクソー投信
 ドイチェ・アセット・マネジメント










 【ノベルティーグッズ】

 出展各社のブースで無料配布されているノベルティーグッズの数々。各社が工夫を凝らしたグッズを受け取りながらブース巡りをすることもイベントに参加する楽しみの一つだ。今後、初心者も資産形成へのチャレンジをスタートする環境が益々整ってくることから、次回の開催でその流れを後押しできるよう、益々パワーアップしたイベントとなることを期待したい。

 (取材、撮影:資産倍増プロジェクト取材班&GoodWayメディアプロモーション事業部 / 編集・制作:柴田潔 @株式会社グッドウェイ )




12:07 | 取材:投資家向け

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