■概要 みずほ銀行が提供する「API連携サービス」を利用することで、『MFクラウドシリーズ』のユーザーは自身のインターネットバンキングのIDとパスワードを当社に事前登録せずに取引データなどを自動取得することが可能となり、更にセキュアにサービスをご利用いただけるようになります。 また、これまでは金融機関のインターネットバンキングの仕様変更などの影響により、その都度当社にてメンテナンスを実施する必要があり、その間は『MFクラウドシリーズ』のユーザーが取引データ等を取得できなくなる問題がありました。しかし、本サービスとの連携により、画面変更の影響によるメンテナンスは不要となるため、このような問題は解消され、ユーザーにとっての利便性が向上いたします。 当社は、セキュリティを担保しながらユーザーに新しい金融サービスを提供する「Open Bank API」を推進しており、本取組はその一環となります。Fintechサービスには開発生産性と高いセキュリティレベルが求められるため、本取組のような形で金融機関のAPIがオープンになることで、新たなFintechサービスがより多く生まれ、金融業界全体の活性化に繋がっていきます。引き続き、当社は、金融業界のイノベーションを推進し、より一層ユーザー利便性の高いサービスの開発、提供を進めてまいります。
■「Open Bank API」の推進 銀行が保有している顧客の資産残高情報や入出金履歴情報を、銀行と顧客の同意の元に銀行外のサービスで利用できるようにする仕組みです。これにより、ユーザーは、セキュアに低コストで、正確なデータを銀行外のサービスで利用することができます。IT産業においてデータ活用が標準化されるだけでなく、銀行自身もFintechサービスのプラットフォームになることができます。このような取組は海外でもまだ数行しか事例がなく、世界的にみても先進的な取組です。 当社は、よりスピーディに、より安全にデータをご提供できるサービスの開発を進め、今後もユーザーにとって利便性が高い「Open Bank API」を推進してまいります。