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2016/10/04

【日本IBM】IBM、あらゆるタイプのデータを統合してAI活用による意思決定を実現する業界初のプラットフォームを発表

| by:ウェブ管理者
IBM(NYSE:IBM)は本日、Watson (US)イニシアティブの1つとして 「Project DataWorks」を発表しました。これは、すべてのタイプのデータを統合してAI活用による意思決定を実現する業界初のクラウド・ベースのデータおよびアナリティクスのプラットフォームです。Project DataWorksは、ビジネス・リーダーやデータ活用に携わる専門家が簡単にデータを収集、整理、制御、保護できるよう設計されているため、コグニティブ企業になるために必要な洞察を獲得できます。

現在、企業は、データからの洞察の取得が競争上の優位性をもたらすことを理解しています。しかし、洞察の取得はますます複雑な作業になる可能性があり、ほとんどは高度なスキルをもつデータの専門家が、管理、統合、制御のしにくい、互いに接続されていないツールやデータ・サービスを使用して、サイロ化された状況で行っています。また、データは決して静的ではないため、関連する最新の洞察からメリットを得るには、企業は、多くは手作業で、データ・モデルやデータ製品を繰り返し適用する必要があります。

Project DataWorksを利用すると、ユーザーのためにすべてのデータと洞察が結び付けられ、企業はこのような障壁を取り除けるようになります。データを活用するすべての専門家が、統合されたセルフサービス型のプラットフォームで協働できるようになり、データ・プロジェクトやデータ製品を迅速に繰り返し適用し、ガバナンス的にも確かな方法でデータ・セットやモデルを共有できるようになります。これからは、分析するデータの発見と準備に時間を費やす代わりに、ユーザーは、ビジネスを変革する洞察の解明という中核的ミッションに集中できるようになります。

IBMのクラウド・プラットフォームであるBluemix (US)で利用可能なProject DataWorksにより、Apache Spark (US)、IBM Watson Analytics (US)、IBM Data Science Experience (US)など、多くの重要なイノベーションを活用して、データの専門家が協業するあり方を変えることができます。また下記のような形で組織に役立つよう設計されています。
コグニティブ・ベースの機械学習とApache Sparkによるデータ資産とデータ製品の展開の自動化
現在あるどのデータ・プラットフォームよりも迅速な(50Gbps~数百Gbps)データの取り込み、およびすべてのエンドポイント(企業データべース、モノのインターネットIoT、気象、ソーシャル・メディア)の取り込み
Confluent、Continuum Analytics、Galvanize、Alation、NumFOCUS、RStudio、Skymindなど、20を超えるパートナーやテクノロジーのオープン・エコシステムの活用

さらに、Project DataWorksは、コグニティブ・ベースの機械学習など、中核となるコブニティブ機能に支えられています。このことは、データの発見からモデルの展開に至るプロセスの迅速化に役立ち、ユーザーは、以前は発見できなかった新しい洞察を明らかにできるようになります。

IBMアナリティクスのシニア・バイス・プレジデントであるBob Piccianoは次のように述べています。「我々は今、データとアナリティクスの転換期にあります。我々は、お客様が作業の如何を問わず、データの準備に最大で80%の時間を費やしていることを承知しています。現在の最先端技術であるAIや機械学習のアプローチを活用するための準備を行うときでさえ、それは同じです。Project DataWorksは、コグニティブ機能を活用してすべてのデータ・ソースを1つの共通プラットフォームに統合し、ユーザーが洞察の取得や行動のためにデータをかつてないほど迅速に準備できるようにすることで、こうした課題の克服をサポートします。」

この新しいプラットフォームは、IBMグループ企業、The Weather Companyが使用している実証済みのアプローチを使って、ユーザーがビジネス向け、消費者向けの両方の日常的な意思決定に影響を与える洞察を得られるように設計されました。柔軟性に富んだデータ・アーキテクチャー、多数のデータ・ソースの迅速な取り込み、インターネット・スケールのデータとアナリティクスなどの機能が搭載されています。

Dimagi、KollaCode LLC、nViso、Quetzal、RSG Media、Runkeeper、SeniorAdvisor.com、およびTabTor MathはすでにProject DataWorksのメリットを活用しています。

Runkeeperの創設者、ジェイソン・ジェイコブス(Jason Jacobs)氏は次のように述べています。「現在、ASICSの傘下企業であるRunkeeperは、全世界5,000万人のユーザーのフィットネス目標達成をサポートするため、1人ひとりのニーズに徹底的に合わせた体験を提供することに全力を尽くしています。Project DataWorksは、ユーザー向けのオファリングの実験と立ち上げのための完璧な環境を提供する包括的なクラウド・ベースのデータおよびアナリティクス・プラットフォームです。」

RSG Mediaは世界有数のメディア企業やエンターテインメント企業向けにアナリティクス・ソフトウェアおよびサービスを提供している世界的リーダー企業です。RSG MediaではProject DataWorksを利用して、大量のファースト・パーティーおよびサード・パーティーのデータ・セット全体にわたるアナリティクスを行っています。たとえば、プラットフォーム横断的なコンテンツおよび広告の視聴のモニタリング、個人の視聴行動の特定を行う一方で、人口統計学的特性、ライフスタイル、ソーシャル・インサイトのクロス分析を行います。業界全体が視聴者の行動の解読について深刻な不確実性に直面する中、RSG Mediaは、顧客が視聴者の嗜好についてより有効な洞察を引き出し、最適化された番組計画を策定するためのサポートを提供しています。その結果、ある放送ネットワークでは最終利益が5,000万ドルの増益となりました。

RSG Mediaの創設者兼最高経営責任者であるムケイシュ・セーガル(Mukesh Sehgal)氏はこう述べています。「当社が必要としていたのは単にクラウド・インフラストラクチャー・プロバイダーだけではことがわかりました。かつてない規模のデータを管理し、当社のお客様がそのデータを洞察に転換できるよう、サポートしてくれるパートナーが必要でした。IBMは、新規オファリングの迅速かつコスト効率のよい市場投入を可能にする高度なアナリティクス・アプリケーションを構築する総合的な能力を提供してくれる唯一のクラウド・ベンダーです。」

IBMはまた、ビジネス・パートナーのオファリングがProject DataWorksの認定を取得できるようにします。これにより、最新のオープン・ソース・テクノロジーやサード・パーティーのオファリングの利用という幅広い選択肢をお客様に提供可能になります。


原文はこちら
http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/50701.wss

18:09 | IT:一般
 

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